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400NNと#32。

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尋常ならざるカメラマニアであるところの我が父と私とを比べると、「物持ちの良さ」と「扱いの丁寧さ」という点においては、私の方が遙かに優れています。しかし、このことに気が付いたのは、ずいぶん最近のことなのです。たとえば父の幼児性の所産でもあるカメラのコレクションがありますが、きちんと防湿庫に納めていると思いきや、その湿度設定や詰め込み具合は本当にイイカゲンだったりします。

当然、電池を入れっぱなしで放り込んでいたりしますから、とっくの昔に放電してしまい、ひどいときには液漏れを起こして接点が腐食し、使い物にならなくしてしまった機械もあります。あるいは、モルトの加水分解は日常茶飯事です。たまさか見知った機械に興味を覚え、父に訊ねて引っ張り出してもらったりすることがあるのですが、たいてい、モルトはベロベロに溶けています。

頼んで見せてもらった機械がまともに動いた試しはありません。そのクセ、自分の管理の悪さは棚上げし、さながら「壊れたお前が悪いのだ」と言わんばかりに、機械に向かって悪態を吐く始末です。もっとも、いずれクズ値同然に手に入れたモノが多いらしく、初手からきちんと管理する動機は薄かったようです。また、いちど手に入れてしまうと3日もすれば飽きてしまい、もう次の機械が欲しくなる、その繰り返し…..。

しかし、ガラクタとは言え、治せばまだ充分に使える機械があることも事実です。あまりにもったいないと思えたので、父の蒐集品からめぼしいモノを引っ張り出しては、懇意にしている修理屋さんに持ち込んでいました。まるで再生工場のようです(苦笑)。

さて、父の一番の趣味であるカメラでさえこんな具合なのですから、日々の仕事の用に供する万年筆など、推して知るべしです。「実用的な筆記具」と言えば「万年筆」でしかなかった世代の人間ですから、使い古した万年筆が結構な数に上るのです。無論、こちらも実用一点張りのモノばかりで、ヴィンテージものは一本もありません。

おそらく、相性が悪いと見るや、すぐに別のペンに手を出していたのでしょう。ロクに使い込んだ形跡もなく、またインキを詰めたまま放置されたペンが何本も転がっているのです。

(つづく)

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