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続 400NNと#32。

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さて、そんな具合に放置してあったペンのうち、見憶えあるクリップと星型マークのあるペンを1本ずつ、父に断って身柄確保してきました。 ひとつはPelikan、もうひとつはMontblancでした。こう書くと、いかにも掘り出し物の高級品、万年筆界の二大ブランドに出会えたように聞こえますが、事実は決してそうではありません。あとで調べて判ったのですが、Pelikanは400NNの復刻版、Montblancは#32と言い、どちらも70年代によく売れたという、廉価で一般的な普及品でした。さすが、我が父(泣)。

いったい、どのくらい放置していたのか見当もつきませんが、清掃した形跡は微塵もありませんでした。当然のごとく、インキは干乾びてしまい、内部で固まっています。まずはしっかりと水に浸して、このインキを洗い流すことから始めました。

この時期の水道水は冷え切っていますから、ほぼ「湯煎」と言っても良いくらいの温度に暖めた温水を使います。綺麗に洗ったジャムの瓶の底に、クッション替わりのキッチンペーパーを敷き、温水をタップリと注ぎます。そうして最初のうちは自然とインキが溶け出すのを、ひたすら根気よく待つのです。すると…..

まぁ、出るわ出るわ。まったく気持ちの良いくらい、あっという間に水が濃青色に変色します。普通はそのまま三日三晩、もしくは1週間ほどほったらかすものなのでしょうが、少しでも早く綺麗にしたい私は、幾度と無く温水を入れ替えました。そして吸入器の尻軸を回しては、温水の出し入れを繰り返し、固まったインキの排出を促すのです。

普段使いにしているセーラー万年筆のプロフェッショナルギア、あるいはセンチュリーの場合、いまではペン先とペン芯を外すことが出来るようになりました。インキの種類を変えたくなったとき、あるいはインキの出が悪くなったかな?と感じるようになったときには、自力で分解・清掃できるようになったのです(あくまで素人仕事)。最も簡便に、しかも確実にキレイにするためには、こうして分解するのが一番です。

しかし今回のように初めてのペンの場合、内部の仕掛けが解らないので、簡単に分解することが叶いません。特に#32のニブは独特の形をしていますから、おそらく専用の工具が無ければ、素人に手の出せる相手ではありません。そうなれば、ひたすら時間をかけ、インキが抜け切るのを待つしか無いのでした。

(つづく)

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