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隙間から差し込む明かり。

  • October 9th, 2010 (Sat) 23:19
  • 家族

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今年の夏、ようやくのこと、親子三人が川の字で寝ることを解消しました。子どもが大きくなり、さすがに手狭になったのです。いままでは六畳間に大人用の布団をふた組敷いて寝ていました。 ある夜のこと、いつものように先にグーグー眠っていた子どもをカミさんとしげしげと眺めたとき、ふたりとも思わず、「デカくなったなぁ…..」とつぶやいたのでした。

他の一般的なご家庭に比べれば、はるかに遅いことでしょう(笑)。取り立てて何か理由があったわけではありません。また一人寝をさせることが教育上よろしいとか、よろしくないとかいった知識もありません。単に惰性で3人仲良く寝ていただけなのでした。

しかし、よくよく改めて眺めてみると、せいぜい敷布団の半分程度だろうと思っていた彼の身長は、立派に大人並みに敷布団を占有していたのでした。これはさすがに無理…..。いままでどうして気が付かなかったのか…..あるいは、眼では見ていても、頭で理解していなかったのか…..。

そんなこんなで、さっそく彼用の布団一式を購うことにしました。彼の方も独りで眠ることが楽しみだったらしく、まるで抵抗なく、嫌になるくらいアッサリと一人寝を受け入れたのでした。今年の夏の盛の頃です。

さて、そうなってみると、むしろ私の方が寂しさを覚えていることが判りました。なんとも情けないことですが、親でありながら彼への甘えぶりは尋常ではないかも知れません。眠っている彼に、あれこれとちょっかいを出す楽しみが無くなってしまったのですから…..。

さて、今月3日から7日まで出張に出ていました。7日の夜に帰宅したときは、さすがに疲れが出ていて、夕食後、うつらうつらとしていました。都合よく隣室に子どもの布団が敷いてあったので、ホンのひと休みのつもりでゴロンと横になったのでした。当然の成り行きとして、そのまま眠りに落ちてしまいました。

さほど長い時間では無かったはずですが、夢現に薄眼を開けたとき、部屋の電灯は消され、襖も閉められていました。その隙間から隣室の明かりがこぼれ、なにやら人の気配がします。むろん、カミさんと子どもに違いありませんが、私は妙な錯覚にも囚われていました。

隙間から差し込む明かりは、私が子どもの頃に見たのと同じでした。そうして襖の向こうに居たはずの両親のことを、ふと思い出していたのでした。

200903GIFU024.jpg

Comments:2

2 Funky 10-10-10 (Sun) 22:02

もしかしたら、その時だけ本当に過去に戻っていたのかもしれませんね…

mb 10-10-10 (Sun) 23:26

2 Funkyさん、ありがとうございます。
それはそれは、奇妙に暖かく、どこかしら胸をかきむしられる思いのする瞬間でした。この部屋の左隣に台所、その手前が風呂場、その脇が玄関で…..と、気が付けば子どもの頃に暮らしていた部屋の間取りをなぞっていました(懐)。

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