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民主的な独裁制(2)。

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かつて”DEC”というメーカーが在りました。その製品に”Digital HiNote Ultra”というノートパソコンがありました。1995年の発売です。当時、NECの98NOTE Ne2を使っていた私にとって、”Digital HiNote Ultra”は本当に憧れの機械でした。大型のTFTカラー液晶、シンプルな101英字キーボード、パームレスト中央に配された画期的なトラックボール、そしてなによりその筐体の薄さと美しさは、いま見てもまったく魅力的に映ります。

結局、私はカタログでしか見たことがなく、実物に触れる機会には恵まれませんでした。だからでしょうか、未だに心のどこかで憧れの機械なのです。とりわけその筐体の薄さと質実剛健な造りには、心底惚れ込んでいました。

ネットで検索したところ、Wikipediaで単独の項目が立つくらいですから(こちら)、やはり相当に耳目を集める機種だったのでしょう。また、なかにはこんな方もいらっしゃいます。「これを超えたパソコンは一台もありません」と書いておられますが、そのお気持ち、とっても良く解ります(嬉)。

あぁ…..長らく忘れていましたが、おそらくこの”Digital HiNote Ultra”以来、私は薄型軽量、そして簡素で質実剛健なデザインのノートパソコンに憧れを抱いていたのだなぁ……そんな昔の記憶が蘇りました。それにしても、この価格!! たしかに高価だった記憶はありましたが、改めてWikipediaを見て驚天!!! 構成と機種にも依りますが、1台が50〜70万円超とは…..。当時、もし私が社会人であったとしても、まったく手の出る値段ではありません。

しかし、今やそれ以上の性能と美しさを誇るノートパソコンが、15年前の10分の1程度の価格で手に入るなんて…..。「隔世の感」とは、まさにこういう感慨のことを言うのでしょうね。でも、たった15年のことなのです。

さて、もうひとつ。

私がWindowsからMacintoshにスイッチした理由は昨日の記事でも触れましたが、もうひとつ、書きそびれていたことがありました。それはキーボード。とにかく、英語キーボードを使いたかったのです。

そもそも最初に使ったNe2。もちろんこれは「かな文字」の刻印のあるキーボードですが、単色であるために非常にシンプルに見えるのです。ところがその後に登場するノートPCの多くは、いくつもの機能を識別するためなのか、どのメーカーのキーボードも様々な色を使うようになり、どうにも落ち着かなくなったのです。そもそも、決して使うことのない「かな文字」を押し付けられるのが、なんとも許しがたく思えました。

そんな折り、私のアンテナにひっかかったのが、Gateway Solo5100です。「英語キーボード」なるものの存在を知ったのも、このSolo5100が初めてでした。この機械もとても愛着のある機械でしたが、ほどなくGateway社が日本を撤退してしまいます。それでも大切に5100を使い続けるつもりでしたが、傲慢なWindowsに嫌気がさしはじめ、XPの登場を機にMacintoshへの乗換を敢行したのでした。

理由はただひとつ。Windowsを使わずに済ませられて、なおかつ英語キーボードを搭載したマシンはMacintoshしか無かったのでした。「Macを使いたかった」のではなく、「業務に著しい支障を来すこと無くWindowsから逃げられて、なおかつ英語キーボードの使える機械」としてMacを選んだに過ぎなかったのでした。

(つづく)

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Comments:2

miyu 10-10-28 (Thu) 23:29

mbさん、こんばんは。
久しぶりにふらりと遊びに来てしまいました。
寒くなりましたね^^;
Gatewayと言う単語に反応してしまいました。
実は今、使っているPCはGatewayです。
そして、当たり前ですがアメリカ在住の頃に購入した
PCなので英語キーボード?です。
自宅でこれだと、外に行った時に
日本語のキーボードに戸惑うことが多いです。
@の場所とか全然見つけられなくて^^;
日本語を呼び出すのが少し面倒で、早く日本語キーボードに
私は戻したいよーっなんて思ってたりします~。
でも密かにMacへの憧れも・・。

mb 10-10-29 (Fri) 22:01

miyuさん、こんばんは。いつもコメント、ありがとうございます。今回は問題なく反映されましたね。いつもご迷惑をおかけしていたので、ホッとしています。
Gateway!! 復活したことは聞いていましたが、経営も順調のようですね。今回、Googleで検索して、久しぶりに、本当に久しぶりにGatewayのページを見ました。なんとも、感慨無量です。
ふと、思います。あのとき、Gatewayが撤退していなければ、もしかすると、未だに不承不承にWindowsを使っていたかもしれません。パソコンとの関わり方も、今とはずいぶんと違っていたでしょうし、そもそも、このブログを初めていたかどうかさえ怪しい…..(そもそも、このブログをはじめたのは、スイッチしたMacのキー操作に慣れるためという目的もあったのです)。
最初は戸惑うことも多いかと思いますが、Air、最高ですヨォ〜(煽)。

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