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昭和ジャリ本。

  • October 3rd, 2010 (Sun) 19:02
  • 文藝

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文字通り、本を「本」として読んでいただけでした。そこに「作者」や「執筆者」や「挿絵画家」、ましてや「編集者」が居たことなど、まるで意識したことはありませんでした。果たして何時の頃から、そんなことを意識するようになったのでしょう…..いずれにしても、小学生の中学年くらいまで、そんな幸せな関係が私と本との間に有ったような気がします。

先だって、家族で地元の商店街を歩いていました。暑さもいくぶん退けた日曜日のことです。しばらく行くと、地域の古書店組合主催の市が立っていました。 訊けば、およそ三ヶ月に一度の割合で開いているのだとか。これほどの人口規模であればこそ、こうした催しも成り立つのでしょう。

しかし、地方都市の地元古書組合主催の市だからと言って、掘り出し物ウッカリ出くわす確率は、以前と比べてグンと低くなった気がします。もちろん、ネットが普及する以前から、掘り出し物との出会いは幻想だったのだろうと思いますが、それでも1冊や2冊くらい、お目当ての稀覯本が捨て値同然で売られていたら…..。古本市巡りの楽しさは、こうしたアクシデントに有るはずだと思うのです(笑)。

さて、憩いの広場に急ごしらえの古本市。およそ30分後の再会を約して、家族3人が散り散りになりました。狭い通路にひしめく人群れをかき分けながら、あるいは野積みの本の山に向けられる鋭い眼光に気圧されながら、まずは配架の規則性を探ります。そうして概ねの見当を付けると、あとは丁寧かつ順繰りに視線を動かし、本の方からお声のかかるのをひたすら待ち続けるわけです。

しかし、残念ながら目星い本に出会うことはありませんでした。唯一、拾いモノだったのは、岩波写真文庫から刊行の風土記シリーズの幾冊かでした。その中に、昨年度まで暮らしていた土地の、昭和30〜40年代とおぼしき写真を散りばめた1冊があったのです。

(つづく)

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