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英断。

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私が初めてNikon F3を手に入れたのは1999年でした。翌年の8月、F3の生産完了が発表されました。以来10年の歳月が流れました。昨年あたりまでは「そろそろ補修期間も終わりだなぁ…..」と思っていたのですが、私の機械、何の問題も無く、至って順調に動いてくれているので、OH目的でさえ、修理に出す必要を感じていませんでした。そうこうするうちに、補修期間終了が迫っていたことさえも、ここ最近は、すっかり忘れていました。

そんな今日、思いがけず、嬉しいニュースが飛び込んできました。F3をはじめ、いくつかの機種の補修期間が延長されるそうです。一部を下記に抜粋。詳細はこちら(Nikonからのプレス・リリース)をどうぞ

フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長

株式会社ニコン(社長:木村 眞琴、東京都千代田区)は、フィルムカメラおよび交換レンズをご使用いただくお客様へのサービス・サポート向上を目的として、弊社規定の補修用性能部品の保有期間終了後も下記対象製品の修理対応期間について、5年間延長することを決定しました。

※補修用性能部品の在庫が払底した場合は、5年未満でも修理をお断りする場合があります。

どことなく含みのある言い回しですが、しかしNikonのこの英断は、大いに評価されてしかるべきではないでしょうか。なんとも嬉しい限りです。

それにしても、製造中止から10年が経過したのか…..と。「十年一昔」と言えば、まさしく「一昔」分の時間が過ぎたわけです。手に入れた当初から、専用の底ケースを付け、管理は防湿庫で、ってな具合に,はなはだ過保護にしている私のF3ですが、ここらでそろそろ、底ケース無しで使ってみようかな…..と思っていたところでした。これもまた、私の中での「英断」です。

しかし、本音を言うと、底ケース無しでラフに使えるF3/Tが欲しいのです。「この期に及んでどの口が言うか?」と、他ならぬ私の心が私自身に問いかけています。でも、話しかけてくるのだから仕方ありません。そういえば地元の中古カメラ店に、信じられないくらい手頃なお値段のF3/Tがあったっけ……。

さて、補修期間の延長も英断ですが、現代のテクノロジーで内部のエレクトロニクスを一新したF3の再生産(もしくは”New F3″)も英断ですよ…..とNikonにささやいてみたくなります。マニュアル一眼レフの火を絶やさず、そこに培われた技術(補修も含めて)を伝承するためにも、その中心にはF3が在るはずです。FA+FM3aをF3で外装した”New F3″。これを”F7″として出してみませんか? 限定版でも買うと思うなぁ…..。

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Comments:4

miyu 10-07-24 (Sat) 10:49

mbさん、こんにちは^^
(あ、ツイッターのフォローもありがとうございました!)
F3の話題、ちょっとタイムリーだったんで
コメントを・・・。

最近、ブログでお付き合いのある方が
お父様のF3を借りて、初銀塩にトライされたそうなんです!
シャッター音とか、やっぱりいいな~って、
きっと、これから銀塩にどっぷりハマって行かれるのでは?と推測しています。嬉しいことです♪

OHのリスクを考えて
カメラを諦めるって言うこと、多少なりともある中で
ほんと、英断ですよね!そう思います。

先日、私もトミーさんのところでPEN FをOHして頂きましたが、まだまだ一緒に過ごして行こう!って
元気でましたもん!

F7・・・私もあったら心が揺らぎます~~^^*

mb 10-07-27 (Tue) 0:08

miyuさん、こんばんは。いつもコメント頂き、ありがとうございます。うだるような暑さが続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか?

このようなお話しを伺うと、やはりF3は立派に「現行機種」なんだなぁ…と思います。自分ではごく当たり前に使っていますから、当然の如く現役なのですが、周囲からみると、さぞやレトロに見えるだろうなぁ…と。

でも、そうじゃないんですよね。お友だちには、ぜひ、長く大切に使ってあげるようにお勧め下さい。とっても良い機械ですから。きっと、他の機械は使えなくなるはずです(笑)。

(コメント投稿の件、いつもご面倒をおかけして申し訳ありません)

M.Niijima 10-07-30 (Fri) 0:36

修理期間の延長は仰るとおり英断でありましょうが、なかなか壊れないのもまたニコンでありましょう。

mb 10-07-30 (Fri) 1:05

はい。プロの方が使って「壊れない」と言うわけですから、私ごときの使用頻度では、よほど下手な扱いでもしない限り壊れそうにありません(笑)。そう言えば尾仲浩二さんも石内都さんもF3なのでした。そんなF3にとって最大の敵は、おそらく「経年変化」かと…..。
それにしても今回の「英断」、単なるファンサービスを越えた、「企業の良心」を越えた、「伏せられた今後への布石」としての戦略的な意味があると良いのになぁ…..などと夢想してしまいます(夢)。

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