Home > 思惟 > 庇護者。

庇護者。

2009NGY051.jpg

前の職場の同僚が、出張のついでに訪ねて来てくれました。この業界で生きていくことの意味を私に教えてくれた、文字通りの「恩人」であり「庇護者」です。昨年、異動することを心に決めたとき、それはこの先の人生において、私自身が成長しない/できないことを覚悟したことと同じでした。私にとってこの同僚のもとを離れるとは、つまりはそういうことであり、それほど大切な同僚だったのです。

つまり私は、私をいちばん可愛がって下さった方に対して、いちばん非道いことをしたのも同じだったのです。その罪の意識は、この先も決して消えるものではありません。

ここらあたりのことを書こうとすると、時間がいくらあっても足りません。いまや3ヶ月以上が過ぎたのですが、その屈折した思いに、未だ整理がつかないのです。しかし、どこかできちんと整理をするつもりです。そこで紡がれる言葉の最初の読者は、やはり他ならぬその同僚でなければならないでしょう(笑)。

実は今回、面と向かって会うことにさえ、一抹の不安がありました。感情がコントロール出来ないまま、泣いてしまうのではないかとか、何も喋れなくなってしまうのではないかとか、改めて後悔の念にとらわれてしまうのではないか…..などと思っていたからです。

そうした幾往復かの逡巡の後、意を決して会う意志を伝えたのは、同僚がこちらにやってくる週のはじめ…..この月曜日のことでした。あまり重々しくならぬよう、いかにも「雑事にかまけて今の今まで忘れていましたぁ〜」と言わんばかりの「軽いノリ」を装って(笑)。もとより同僚は、喜んで会ってくれました。

さて、同僚も私自身も気が付いていなかったことですが、わずか3ヶ月とは言え、その空白には、互いに互いの不在に耐え、そして耐えるために埋め合わせた日常の些事がいっぱいに詰まっていました。なかでも可笑しかったのは、同僚がiPhone4の予約受付開始当日、いっこうにつながらないApple Store(?)のHPに射幸心を煽られてしまい、幸か不幸か繋がってしまったその一瞬に、予約を入れてしまったということでした。

既にdocomoユーザーである同僚にとって、iPhone4は明らかに余計な2台目であり、奥様に対して口外を憚られるシロモノでした。なお悪いことに、私と同僚が会った日は「現物が確保できました」という通知が届いて6日目で、あと4日、これを放置すればキャンセルになる、というタイミングだったのです。

おそらく、同僚はそのままキャンセルすることでしょう。しかし困ったことに、それが刺激になってしまい、アンテナ問題もなんのその、いまの私にはiPhone4がとても魅力的に見えはじめてしまったというこの事実…..。そう言えば、携帯電話のメリットは、地理的に離れた距離にある人との繋がりを、絶やさず紡いでくれることにあるそうです。

一刻も早く、出るなら新型Airにお出まし頂きたいものです。はてさて(笑)。

2009NGY046.jpg

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://memoranda.egoism.jp/blog/2010/07/%e5%ba%87%e8%ad%b7%e8%80%85%e3%80%82.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
庇護者。 from memoranda

Home > 思惟 > 庇護者。

Spider
Recent Entries
Recent Comments
Archives
Categories
Now Playing
flickr Photostream
DSCF7851DSCF7849DSCF7848DSCF7846DSCF7844DSCF7840DSCF7839DSCF7853DSCF7833
TagClouds
Search
Feeds
Meta
Counter

Return to page top