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続 選別の基準。

  • May 17th, 2010 (Mon) 18:55
  • 昔話

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ゴミ袋行きが決まったのは、毎回丁寧に録り溜めていた連続ドラマやドキュメンタリー、そして幾本かの映画のうち、今日も入手可能と思われるものでした。なんのためらいもなく、これほどあっさりと処分を決められたのは、本当に痛快極まりないことでした。と、同時に「いったい何をシャカリキになって録り溜めていたのだろう…..」と過去の自分を嗤うとともに、なんともいじましくも思えました(苦笑)。

今日のように、メディアがVHSからDVDに置き換わるだけではなく、ネット経由で視聴できることなど、およそ想像もできなかった時代の「愚行」です。しかし当時の本人は気合いを入れて「保存版」のつもりでした。ですから、無理をしてもいくぶん値の張るテープを購い、録画予約が間違いなく起動するかをテレビの前で息を呑みながら眺めていたのです。

しかしいまや冷静に振り返れば、それは単にラックと押し入れの肥やしだったに過ぎず、もっぱらカビを生やすためだけに、後生大事に抱えていたといっても過言ではありません。

仕分けに勤しんだのは、「いよいよ明日が引っ越し前の最後の「燃えないゴミの日」」というタイミングでした。ですから、現在も入手可能かどうかを暢気に調べる余裕などどこにもありませんでした。もしかすると、著作権や放送コードとの関係でお蔵入りになったものも有ったかもしれません。しかし、それでも後悔しないという「勢い」を自分自身に言い聞かせ、多少の勇気を込めてゴミ袋に放り込んだのでした。

いっぽう、残すことをあっさりと決めたときも、その選別の基準は至極単純明解でした。ゴミ袋行きとは逆の基準、つまり、いまやどう逆立ちしても入手できない(と思しき)ものが残ったのです。

たとえば特異な事件をめぐる報道特番やドキュメンタリーの類です。あるいはDVD化の有無を問わず、思い入れのある単発ドラマは、NHKや民放の区別なしにその多くを残しました。再び視る可能性は薄くとも、なにがしかの思い入れとともに録画した憶えのあるものは、原則として残すことにしたのです。

さて、それでは「迷ったもの」がいったい何であったのかと言うと…..。捨てることも残すこともためらったひとかたまりが、最後に眼の前に残ったのでした。

(つづく)

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