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筆箱と鉛筆。

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万年筆を常用しはじめたのは、2004年頃のことです。以来、気がついたら万年筆しか使っていませんでした。もちろん、配られた資料がにじみやすい紙質の場合、困ることもありますが、そもそも万年筆以外の筆記具を携帯していないので、どうしようも無いのです。にじむに任せて書く、あるいは別のノートにメモを取る、諦めてメモを取らない…..方法はいくつかあります。

背広の内ポケットに、常時2本を差しています。ひとつはSailorのProfessional Gear。もう1本は、父のお古のMeisterstück 146のFです(クリップが撫で肩)。どちらも私の体の一部です。ずいぶんラフに使っているので(なにしろ、ペンケースにさえ入れていない!!)、いつ壊しても不思議ではありません。壊れると、きっと困ると思います。でも、カメラにせよ万年筆にせよ、使い慣れた道具って、やっぱりラフに扱ってしまうものですよね。

そうして振り返ってみたとき、「筆箱」と「鉛筆」って、久しく使っていないなぁ…..と気がつきました。大学に入った途端、メインの筆記具はボールペンになってしまいました。それゆえ、筆箱と鉛筆って、もう何年も常用していません。たまに鉛筆を持つこともありますが、その細さにとても異和感を覚えてしまいます。そうして、中指にできた「ペンだこ」の痛みを思い出すのでした。

いっぽう筆箱は…..これこそ、もう20年以上も、新しい筆箱を買ったことがありません。私の最後の筆箱は、いまでも机の引き出しに入っているのですが、不二家のペコちゃんの描かれた、細身のカンペン・ケースです。このカンペン、中学時代の担任が使っていたものを、私を含めた複数の友達で真似をして購ったものなのです。

このカンペン、もともと「カンペン」だったのではありません。中に棒状のミルクキャラメルが2〜3本入っていた「お菓子」なのです。その「ケース」を筆箱に転用していることが、当時中学生だった私たちにとって、とても「おしゃれ」に思えたのでした。当世風に言えば「ダサカッコいい」ってなところでしょうか。

いまや赤地の塗装もずいぶんと剥げ落ちてしまい、ブリキにも錆が浮いています。それでも捨てられず、未だに机の引き出しに入れているところを見ると、やはりたくさんの思い出がそこに詰まっているからでしょう。

久しぶりに、新しい鉛筆を揃えて、入れてみてあげたくなりました。金属製のキャップも付けて、6〜7本、入れてみようかと思っています。とりあえず、2Bかな。ちなみに鉛筆削りは小刀です。妙に、落ち着くんだよなぁ……。

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Comments:4

miu* 10-03-13 (Sat) 17:20

mbさん、こんにちは。
昨日からお騒がせしております。
メールを拝見してブラウザ、safariからお邪魔しましたところ・・
なんと、plug inの問題であると指摘されまして。。
それで試したところ、こちらに入る事が出来ました!(良かった~!)
ありがとうございました。

万年筆・・実は私自身の仕事の絡みで文房具とは
深いご縁です。。
自身はあまり使用しないのですが、日ごろ画像など眺めていると
その芸術性の高さにもう、うっとり~です。
このデザインはどんな人が持つのかしら?とか
どんなタイプの方に似合うかしら?なんて想像してるのが楽しいです。

シャープペンシルはそもそも「繰り出し鉛筆」と呼ばれていたようですが、
私も最近とんと、鉛筆にご無沙汰です。
急に懐かしくなりました。
あっでも・・眉毛を描くのに、デッサン用のペンを使っています^^;

それではまた伺わせて下さい。

いろいろ、本当にありがとうございました。

mb 10-03-15 (Mon) 22:23

miu*さん、こんばんは。返信が遅くなってすみませんでした。
まるで根本的な解決では無いのですが、もっとも効果がありそうだったのが「ブラウザを変える」。なんともインチキな解決策でした(笑)。これでダメだったら、どうしよう?と思いました。とにかく、ホッとしています。今後ともよろしくお願いします。
万年筆は良いですよぉ〜。文具に関わるお仕事をなさっておられるのであればなおのこと、使って御覧になることをおススメします。私の場合は、最初の出会いが良かったのかも。とにかく、衝撃的でした。

http://memoranda.egoism.jp/blog/2005/04/%E4%B8%87%E5%B9%B4%E7%AD%86%E3%81%A8%E3%83%A2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%81%AE%E7%9A%AE%E3%80%82.html

さて、この後もブログで問題があるようでしたら、遠慮なくお知らせ下さい。

やっ 10-03-16 (Tue) 16:19

「私の筆箱」は塩ビのチャックがついている一般的なものです。幼い頃磁石で開閉したり立てた鉛筆がロケットのごとく飛び出るのが流行ってました。友人のもっているソレらが欲しくて買いに行ったら生憎在庫切れだったために「それなら何でもええや!」と一番安いのを手にしたのが「私の筆箱」です。
友人達は最新型?筆箱からやがて年相応のものへと買い換えてく中、私はあの小学生の時からのをずーと学生時代使用していました。

ご多分にもれず実家の机の一番上の引き出しに眠ったまま。捨てるに捨てられず。確か中学入学のお祝いに父からもらったパーカーの万年筆もその引き出しにあるはず。

今度実家へ帰った時に持って帰ろうかな、と思わせてくれる良エントリでした。

mb 10-03-16 (Tue) 21:50

やっさん、こんばんは。いつもコメント頂き、ありがとうございます。
お互い、捨てられないタチですね(笑)。ただ、きっと心のどこかで、モノに宿る魂のようなものを信じているのだと思うのです。そうとしか言いようの無い何か…..。だからなかなか捨てられない…..。

それにしても、とても美しい思い出を聞かせて頂きました。パーカーの万年筆、ぜひ使ってあげて下さい。きっとしばらくぶりでしょうから、まずは首軸を外し、コップに入れた水の中に1週間ほど浸してあげて下さい。インキかすを取り除き、しっかりと乾燥させてから、新しいインキを飲ませてあげると良いと思います。
万年筆も、なかなか奥が深いですヨォ〜。

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