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臨場感(5)。

  • February 16th, 2010 (Tue) 20:03
  • 電視

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政治資金規正法に絡む(らしい)今回の「事件」も、あまりに絶妙すぎるその「タイミング」に、当然の如く「変なの。」という思いを抱きました。おまけに、代わったばかりの政権与党のトップ2人が対象で、既にうち1人を引きずり下ろすことに見事成功しているのですから、「狙い撃ち」と思わないほうがむしろ不自然です。そのやり口も、是が非でも有罪に追い込もうとする決意や緻密さは感じられず、せいぜい「大騒ぎの末のイメージダウンで充分だ」と言わんばかりの粗雑さばかりが目に付きました。

それは当該の「役所」のことではありません。「事実」を「客観的」に報じているらしいメディアの「偏りかた」の問題です。もちろん、似たようなことは、これまでにいくらでもあったことです。ただそれは、「メディア・スクラム」という言葉で仰々しく形容されるような、怒濤の勢いで迫ってくる何かではありませんでした。

通り一辺倒の報道に一抹の閉塞感は感じても、その「一辺倒」が私を圧殺しにかかる「凶器」とは到底思えませんでした。せいぜい「どこを切っても金太郎」とばかりに、その変化の無さに「げんなり」させられるだけのことでした。似たような情報のシャワーを浴びせられ続けることへの「飽き」と「馴れ」によって、いつしか「無力感」という名の真綿にくるまれてしまうのです。ある意味で、それはなんとも心地良い「ねぐら」でした。

ところが、それはどうやら「かごめかごめ」の輪の中に囲まれている状態と、さして変わるところが無さそうでした。誰もが笑顔で私を取り巻いてくれるので、私はすっかり安心し、安心するだけではなく、そんな具合に構ってもらえることが、とっても嬉しかったのです。しかし、実はその笑顔こそ、狂気の微笑(ほほえみ)だったらしい……。

そんなふうに思えたのは、TwitterとUSTREAMによって、「別の見方」に接することができたおかげです。いちばんのきっかけはInfoseekの「内憂外患」(こちら) で、「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」(こちら)のライブ映像を観たことでした。この配信があることを教えてくれたものはTwitterでした。

内容的には、いわばゲリラ版の「朝まで生テレビ」です。その意味では、こちらも負けず劣らずに偏っているのですが、それでもそこで交わされる議論には充分な説得力があり、また編集を経ない生の言葉がそのまま伝わってくることの迫力がありました。なにより、通常のテレビでは観たことも聴いたことも無い、しかし強烈に相対化してくれる「見識」に触れることができたのでした。

映像に並んで流れるTwitterの反応にもありましたが、「大本営発表」しか得られない戦時下で、唯一のまっとうな地下放送を受信しているような昂揚感がありました。画質も悪く、わずか10cm四方に満たない画面が伝える「臨場感」のすさまじさの前には、42インチ液晶テレビがもたらす迫力など、もはや敵ではありませんでした。生放送の討論番組に「意見投票」で視聴者参加できる「双方向性」や「臨場感」などが、いかに愚にもつかないものかを思い知らされたのでした。

法的な整理整頓はともかく、一市民である限り、「放送」と「通信」の腑分けがまるで無化したことを実感した瞬間でもあったのです。

(つづく)

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Comments:2

やっ 10-02-17 (Wed) 9:28

Infoseekの「内憂外患」の「『新撰組』化する警察&検察&官僚がニッポンを滅ぼす!」はTL上に流れてきたので知っていたのですが、その時は何の事なのかわからず流したままでした。翌日になってやっと理解したのですがすでにライブは終わっていました。

多分ライブの方が良いのだろうけどArchiveを見よう!と思いつつ未だに見ていないという…。

関係無いけど下の写真好きです。

mb 10-02-18 (Thu) 15:41

やっさん、返信が遅くなってすみませんでした。
まさしく仰るとおりです。このテのUSTREAMはライブで観てこそ…..と言ったところがあります。おそらく、観る側に「勢い」がつくからでしょうね。ただ、その昂揚感は大いにクセモノかもしれません。

今後も似たような「番組」があると思いますが、「番組欄」があるわけではないので、やはりTwitter頼みと言うことになります。いずれにせよ「内憂外患」、目が離せません。

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