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綿毛の留置場。

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2月になりました。書きたいことはいくつも溜まっているのですが、現実の仕事とのお付き合いにいささか時間がとられています(苦笑)。こういうとき、もっともいけないのは、思い付いたことをメモせず放置することです。人間の記憶ほどあやふやなものはありません。「明日はこれで行こう!!」と思い付いたのに、カミさんに呼びかけられただけで儚くも消え去ることだってあるのです(苦笑)。

うたかたのように消えゆく思念を留め置くには、やはりメモを取る以外に無いのです。そうして捕まえられるのは綿毛のように頼りない断片です。しかし、その綿毛のおかげで着地点が見えることもあるのでした。

こうした断片を留め置く場所は、私の場合、もっぱら「赤いモグラの革手帳」です。謂わば「綿毛の留置場」とでも言えば良いでしょうか(笑)。私が使っているのは、見開いた左側がウィークリーのスケジュール、右側がノートのタイプです。当然、右側のノートは、週によって真っ白だったりすることがあります。既に日が過ぎたノートのページは、こうした断片を留め置くのに格好のスペースです。たとえば、いま書き留めている断片を挙げてみると、

  • 「師走の怪談」の続きを書くこと
  • 講談社学術文庫の小泉八雲選集についていくつかのこと。とくに八雲の観察眼と翻訳の素晴らしさについて
  • 原典→再話(英語)→翻訳(日本語)の精製過程が蒸留した日本への視線
  • iPad関連とAirの優位性について
  • TwitterとUSTREAMの可能性について。大手メディアが報じない現実、あるいは大手メディアを相対化する視点を提供するツールが芽生えつつあることについて
  • たとえばInfoseekの「内憂外患」のインパクトについて
  • 平野啓一郎さんのいう「寄付」と「再分配」の可能性を考えること
  • 「お金」とは何か。無給で尽くした奉公人と、徳の篤い雇主との関係を支えたモラルとは何か(八雲の『大阪にて』を精読する)
  • 八雲の『塵』と『生神様』について。『稲むらの火』の原典が八雲だったことの衝撃。『塵』の思想と新興宗教の相違は何か?

こんなところでしょうか。いずれも「フレーズ」にさえならない「断片」ですが、これが残ってくれているおかげで、何を書きたかったのか思い出すことも出来るのでした。もっとも、写真と同じで、いつになったら文章になるのか、皆目見当はつきませんし、書けないままに過ぎる場合もあるのですが(苦笑)。

さて、2月になりました。このブログ、先月末日で丸5年を終え、昨日から6年目に入りました。ピッカピカの1年生だった可愛らしい子ども(?)が、いまや声変わりも済ませたオッサン並みの6年生です。これからもよろしくお願い致します(謝)。

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