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臨場感(3)。

  • February 11th, 2010 (Thu) 23:09
  • 思惟

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先輩の話しを聞いて、私は少し恐怖しました。以前にも書いたことがあるかもしれませんが、テレビと私の付き合いは、自分自身の生活の平穏が確実に保障されたなかで、しかし世界的にも社会的にも価値観の転倒を突きつけずにはおかない事件・事故のありさまを、ブラウン管越しに目の当たりにしつづける….そんな関係だと思えます。

あわせて付け加えるなら、それほどの事件や事故にも関わらず、その傍らでたちまちに、そして淡々と息を吹き返す「日常」を見つづけてきた…..そんな関係だったようにも思えます。

たとえば思いつくままに挙げてみます。まったく順不同です。日航ジャンボ機の墜落、スペースシャトルの墜落、天安門事件、ベルリンの壁崩壊、マルコス政権の崩壊、コラソン・アキノ大統領の誕生、ソビエト崩壊、チャウシェスク政権の崩壊、昭和天皇崩御、阪神淡路大震災、オウム真理教事件、酒鬼薔薇聖斗、湾岸戦争、911、アフガン侵攻、イラク侵攻、ダイアナ妃事故死、マイケル・ジャクソンの死….でも、私自身の日常生活には、何の影響もありませんでした。

かつて、新聞は取らないクセに、『ザ・テレビジョン』だけは毎週欠かさず購っていたことがあります。そのおかげで、まったく観ていないドラマの配役と展開まで、しっかり頭に入っていたくらいでした。それが子どもを持ち、仕事がますます充実するにつれ、いつしかNHKしか見なくなっていました。

もとよりカミさんは、まるでテレビに興味の無い人です。「今の14インチが壊れたら、テレビ無しで暮らしてみようか?」と提案してくるくらいです。一瞬、考えないでもありませんが、そうすると、観られないことへの渇望が沸き起こり、その後、かえってひどい反動に遭いそうです。なので今のところ、彼女の提案は保留しています。なんだか、薬物みたいですね(笑)。

しかしここ最近の報道を見るにつけ…..。

もとより私は政治的なことに対して、なんの知識もなければ主義主張もありません。一方からこう言われれば「なるほど、そんなものか。」と思ってしまいます。しかし反対側からさらに強い調子で言われると「なるほど、そういう考え方も出来るのか。」と、まったくもって意気地がありません。つまりそれは「ノンポリ」の烙印さえ押してもらえないことを意味します(ちなみに「ノンポリ」という単語自体は、私の世代のものではなく、はるか上の世代の方々の単語です)。

ですから、今のテレビが壊れてしまえば、不承不承に….しかし嬉々としてモデル選びに興じながら、結局、液晶テレビに買い換えていたのだろうと思います。せっかく買い換えるのなら…..と、いくぶん値が張っても、高画質で高精細で長持ちするモデルを選ぼうとしたことでしょう。そして私も件の先輩同様に、37インチか42インチあたりで迷っていたのかも知れません。

しかしあいにく…..なんとも間の悪いことに、いまやTwitterが大流行してしまいました。”marmotbaby”の アカウント欲しさのために、既に2年前に登録していたのですが、昨年半ばまで、ほとんど使い途無くほったらかしたままでした。

その威力を思い知ったのは、今年に入ってからのこと……それもここ1ヶ月足らずのことなのでした。

(つづき)

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