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出張中。

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出張中です。朝6時に出かけ、JRに4時間ほど揺られ、途中下車してひと仕事を終え、さらにJRを乗り継いで、特急で2時間ほど…..。2つ目の目的地に辿り着きました。梅雨時のように蒸し暑く、たいそう気持ちが悪いです。コートなんか、羽織ってくるんじゃなかったなぁ…..と後悔しています(泣)。これはホントに2月の気温なのでしょうか…..?(苦笑)

ここで2泊して、そのあとさらに東京です。終わるのは3月2日の予定…..。このロードさえ終わってくれれば、年度末までの間、かなり楽になれるはず…..。そのことだけを楽しみに、いま頑張っているような気持ちです。

昨年の晩秋以来、出張のお伴には講談社学術文庫の「小泉八雲名作選集」を連れ出しています。これまでに『神々の国の首都』、『怪談・奇談』、『日本の心』の3冊を読み終わっていて、今は『明治日本の面影』を読んでいます。もしかすると、この出張中に終わってしまうかも知れないので、残る「名作選集」の最後の1冊、『光は東方より』も持ち歩いています。

昨年12月に書いた「師走の怪談」の続きがいっこうに書けないでいるのですが、この「名作選集」があまりに面白くて、次から次へと読んでいるうちに、ますます書けなくなってしまっているのでした。はは。

あまりに印象的な作品が多過ぎて、その印象を整理することよりも、消化することに精一杯なのです。おまけにWikipediaで触れられていた、「「ハーン礼賛」の背後には、読み手のナショナリズム(右傾化)への衝動が潜んでいるかもしれない」という指摘に、心穏やかではいられないのです。たしかに、読み進めているなかで、「おやおや。」と思う記述に出会うこともあるのです。

小泉八雲の作品を、私はいったいどんな具合に受け止めれば良いのかな…..。とりあえず、この「名作選集」を読み終えるまで、私の判断を保留しておこうと考えています。

ただ、ひとつだけ思ったことがあります。八雲の没年は1904年でした。日本中を歩いた民俗学者の宮本常一が生まれたのは1907年です。二人の間には、おそらく接点らしい接点は無いはずです。しかし『日本の心』に所収の『塵』という作品を読んだとき、私にはどうにも、ハーンの魂が宮本に受け継がれたように思えてならなくなったのでした。

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