- January 18th, 2010 (Mon) 19:09
- 林檎電脳

さて、昨日の(6)は飛ばして頂いて、その前の(5)を承けて…..。今月末に発表されるであろうAppleのタブレットPCのことです。私も心待ちにしているひとりです。しかし、現物を見たわけでも無いのに、何故ここまで魅力的に思えしまうのか、実のところ良く判っていないのです。実際にはとてつもなく不便なものでは無かろうか…..。そう思って書いた記事が、昨年8月21日の「書板」でした(こちら)。
「要するにキーボードを省略したMacBook Air」なら、むしろAirを手に入れた方が便利です。また「キングサイズのiPhone」なら、誰もそんなものは要らないでしょう。それではその中間に位置すると思しき「タブレット版Mac」、その優位性は奈辺に有りや……? まるで見当が付かないのです。
私のカミさんなど、「せっかく綺麗な画面が指紋だらけになるんでしょ?」と初手から懐疑的です。至極まっとうな反応です。コンビニや書店などで店員さんが商品管理のためにタブレット型の端末を持ち歩いている様子を見ることがあります。あるいは使い古された銀行のATMでも構いません。その画面はほぼ例外なく、特定部位の使用頻度に応じて、まだらにコーティングが剥がれています。
そのことを考えると、タッチパネルのスクリーンがそれほど魅力的とは思えんなぁ…..というのが正直な感想でした(もちろん、iPhoneなどはその点を考慮して、相当に品質の良いガラスとコーティングを採用しているのでしょうけれど…..)。にもかかわらず「出るぞ出るぞ」という噂が絶えることはありませんでした。そしていよいよ、あとは今月末を待つばかりです。
この間のネットの情報を見ていると、いくつも眼を開かれる記事に出会いました。世の中には先見の明のある方がいっぱいいらっしゃるのだなぁ…..と感動することばかりです。そしてここ最近、その洗練された論旨が、私を含む一般の人々にも届いてきて、Twitterなどでもつぶやかれつつあるようです。
つまり、「デバイスが物理的に進化しただけでは、それはもはや「革新」とは呼ばない。そのデバイスに連なるネットワーク…..とりわけコンテンツのありようと、その流通の仕方を変えてしまうことのなかに、本当の意味での「革新」がある」という見方です。そう言えば、iTunesが変えたのは音楽の聴き方だけではありません。CDという媒体の製造から流通に至る流れを決定的に破壊し、変えてしまったのでした。
(つづく)

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