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相手方の必要。

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ウッカリ失効してしまいました。運転免許証じゃありません。Flickrのプロ・アカウントです。たしか、先月の初めが期限でした。判っていたのですが、半ばウッカリ、半ば意識的に更新しませんでした。このブログへの呼び水に…..と始めたFlickrでした。そのおかげで知り合えた方もあります。しかしその頻度はこのブログの比ではなく、圧倒的に少ないものでした。

おそらく、私の使い方が良くなかったのでしょう。タグを埋め込んだり、使用カメラを書き込んだりと、他人様に見つけていただく工夫は何ひとつしていませんでした。つまりFlickr本来の趣旨である「誰かと繋がるためのツール」として、まったく使ってこなかったのです。

それならむしろ「画像に特化したオンライン・ストレージ」として活用する方法もあったかも知れません。しかし私の場合、元はフィルムスキャナで読み込んだ画像です。1枚あたりのサイズが大きいので、あっという間に規定の容量を消費してしまいます。

結局、フォトログの”light with shadow”に掲載した画像をバックアップすることにしか使っていませんでした。しかし、その元画像は既に手元にありますし、なにより「フィルム」という強力な「ブツ」もあるわけです。次第に「なにも年間に3,000円も払って維持することも無いなぁ…..」と思うようになっていたのでした。

memorandaの方は、サーバーが飛んでしまうと大変です。書いたテキストや頂いたコメントには相当の思い入れがあり、こればっかりは、どれほど未練がましいと嗤われようとも死守したいと思っています。しかしフォトログの方は、別段困ることはありません。仮に飛んでしまっても、また新しく作り直せば良いと思えるのです。

思えばこのブログを始めた頃は、ありとあらゆるところに顔を出し、せっせと自分自身を登録していました。Photoblogs.org、VFXY、coolphotoblogs、PhotoBlog Magazine、Photoblog Community、Flickr、BlogPeople、DRECOM RSS、にほんブログ村、Tecnolati、Del.isio.us、最近ならtumblr.でしょうか。しかし今や、管理画面に入るためのIDやパスワードを忘失しているものもあるくらいです。いったい、あの熱狂は何だったのでしょう…..?

おかげさまで、いまやすっかり、そんな元気は無くなりました(苦笑)。どこにどれほど自分自身を登録しても、それ故に何かが変わることなど有り得なかったからです。各種のポータルサイトにも、当然ながら賞味期限があり、上記のうちのいくつかは、既にサービスを終えたものもあるくらいです。

そうしていま、思うのです。私はこのブログを続けられさえすればそれで良く、必要のある方や共感を覚えて下さる方は、一般的な検索サイトを経て自ずと辿り着いて下さるだろう、と。「相手方の必要」こそが、その方をこのブログに導いてくれる、そのうちの幾人かの方が、勇気を出してコンタクトをとって下さる、それで充分ではないかと…..。

おそらく私のように、一方で「関わりたい」と思いつつ、他方で濃密になることに慎重な方はいらっしゃるものと思います。いわば「人恋しいのに人間嫌い」。「だったらブログなんかしなければ…..」という苦情が降ってくることは百も承知なのでした。でも気がつけばついつい…..。

Twitterは、まさにそんな関わり方(もちろん、それを「関わり」と言い得るかどうかは別として)を実現するのにピッタリのツールなのでしょうね。適度に覗き見られて、適度にちょっかいが出せて、しかも相手方に素性を知られることも無く……。

私自身、”marmotbaby”のアカウントほしさ(http://twitter.com/marmotbaby/)で、登録だけは早かった(2007年5月)のですが、そのときはどのように使うものか見当もつかず、その後2年近くは完全に放ったらかしでした。

今年になって、ようやく市民権を得、爆発的に流行ったのはご承知のとおりです。ブログが認知されはじめた頃と同様に、政治や社会問題の情報伝達を加速させ、社会の何かを変えるツールであるかのごとく言われています。しかし、きっと何も変えないでしょうし、余計なノイズを増やすだけのことでしょう(笑)。

ただ、相手方にIPを知らせること無く関わりを持てる点では、ブログのコメント欄よりも気楽です。ブログが敬遠され、また総じてコメントのやり取りが減り、逆にTwitterが流行りはじめたのは、文章量云々の問題では無いのかもしれません。

現実の人との関わりに伴なう煩わしさが、ネットのなかの関わりにも同じように生じることを、私たちは経験的に知ってしまいました。その負荷を可能な限り軽減し、本体の自分を安全地帯に隔離したまま、「関わる」のではなく「つぶやく」ことが前提である点で、Twitterは適切な自己規制を支援してくれる、今のところ最良のツールなのかも知れません。たとえば、ひっきりなしにつぶやいて相手方のTLを汚さないようにするとか、特定の誰かとチャット状態に陥らないようにするとか、要は「伝言掲示板」として使うのが最良の使い方だ、とか…..。

はてさて、来年は何が流行ることになるのでしょうね……。

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Comments:2

H.O 10-01-06 (Wed) 12:35

MBさん、僕の事を覚えて頂いてありがとうございます!(笑
僕もMBさんの気持ちよくわかります。多くの人が同じような気持ちじゃないかな? 
Flickr、僕も一瞬だけお世話になりました。まだ日本の方々があまり利用されていなかった頃かもしれません。いや、先見の目があるとか言っているんじゃないんですよ(笑)、ただ世間知らずでその時の思いつきで「あ、これいいじゃん」的なノリで始めました。でもプロアカウントまで行きませんでした。

理由は、セコい男ですから(笑)もう一つは、やはり写真ブログをしながら別の所まで手が回らなくなりました。僕は、限界低いんで(^^;僕もID忘れたりパスワード忘れたりよくあります(笑) 
MBさんもそうですが、カッコいいな~って言う方々が皆ドメインを持たれオリジナリティ溢れる場所を確保されて「俺も・・」と思ったのですが、いつもいい加減な性格がそれを阻止してここまできました。
・・・と言うより、僕にはそんな憧れるカッコ良さがないし、付け加える文にも面白みがない。それが一番の理由です(笑)

時折拝見するMBさんから発信する言葉が心に響きます。僕には、MBさんのような表現が絶対できないのですが、お世辞抜きで憧れ「俺もmemorandaみたいことして~な~・・」って思ったこと多々ありますよ。(^^
ここ数年、仕事が本当に忙しくと言うか写真やブログより仕事に熱が入ってしまって(何を勘違いしたのか)、写真も殆ど撮っていませんし日記ネタも同じようなことばかりです(^^;
でもこのようにMBさんとお話をさせて頂けることって、お互いにネットを利用して何かしら自己表現をしているからですよね。

暖かいコメントをありがとうございました。今日は、ちょっと喋りすぎました(^^; 失礼致します。

P.S TV良いのが見つかればいいですね(^^

mb 10-01-06 (Wed) 16:51

H.Oさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

こちらこそ、暖かいコメントをありがとうございました。FlickrやTumblr.、あるいは様々なポータルサイトへの登録など、いま振り返れば、誰もが罹る「麻疹(はしか)」のようなものだったのでしょうね。もちろん、それを通して良い方に巡り会えたことも事実ですし、現に私もその恩恵にあずかってきたひとりです。また、そうした経験をくぐったことが、ブログやネットと私自身との「ほどよい関係」を教えてくれたのかも知れません。いずれにせよ、ひとりの人間が(力を入れて)管理できるサイトの数は、やはり限られていますね。私の場合、2つが限界です(苦笑)。

さて、「写真やブログよりも仕事に熱が…..」というのは、本来有るべき姿で、とても素晴らしいことだと思います。H.Oさんのブログを拝見していると、とても充実していらっしゃる様子を伺うことができます。
かく言う私も、仕事が充実している時の方がブログの更新もはかどりますし、逆にブログが滞りがちなときも、実は仕事に熱を入れすぎた結果だと思って頂いて間違いありません。
別段、道徳的に言うつもりは無いのですが、やはり仕事がいちばん面白いですし、「私」を「私」にしてくれているものも、やはり「仕事」だなぁ…..と思います。それはある意味で、とても恵まれたことだと思っています。
世の中には「「自分」の時間を「仕事」に切り売りすることの愚かしさ」を説くむきもありますが、そんな具合に「仕事人間」を貶めることも無かろうと思います。また必要以上に「趣味人」を羨むことも、誉めることも無かろうと思います。
眼の前の景色から課題を見つけ、それを乗り越える手立てを講じ、うまく行くかどうかを検証し、さらに新たな課題に巡り会えて…..仕事であろうが趣味であろうが、そのサイクル自体は、やはり愉快なもののように思えます。

冬季オリンピック、本当に羨ましいです。ひとつやふたつは、ぜひ実際に観戦なさることをお勧めします。私自身には経験が無いのですが(笑)。

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