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続 携帯ラジオ。

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いまどきの若い方にはおよそ想像もつかないことかと思いますが、私が子どもだった頃、世の中の進歩を実感できたのは、AV機器がコンパクトになり、合体することにありました。たとえば、ラジオとカセットデッキがひとつになり、持ち運びできる「ラジカセ」(死語?)になるとか。これにテレビをくっつけた「ラテカセ」なるものは、さすがにやり過ぎだったのか、あまり普及しなかったようですね。

それはともかく、ラジオチューナー、カセットデッキ、ターンテーブル、アンプ、スピーカー、イコライザ、CD/MDプレーヤーなど、別々に単体の機械であったものがコンパクトになり、手頃な値段で手に入る「ミニコンポ」として登場したときなど、それはそれは学生時代の憧れでした。私の場合、とうとうミニコンポは憧れのまま終わってしまいましたが、その代わりSonyのWalkmanにはこだわりをもっていました。少々無理をして、AM/FMチューナー+録音/再生機能の付いたのものを、2〜3世代にわたって使っていたのです。

そんな私から見れば、これまで別々の機械を必要としていたものが、時代の流れとともにひとつの箱に納まるのは、ごくごく自然の成り行きに思えたのです。以前「夢のような時代(4)」 にも書きましたが、通話ができて録画と録音と撮影ができ、情報も検索できて好きな音楽は聴き邦題、ゲームもできればテレビも観られ、記録した画像や音声や映像を瞬時に他人に送り届けられるのが「携帯電話」だと思っていました。

ですから当然、携帯電話でラジオも聴けるはずだと、疑うことなくそう思っていたのです。デジタル化が進むと言うことは、特定の機械に依存することなく、PCや携帯電話そのものがマルチになることだろうと思っていたからです。なにより、非常時にこそ必要な携帯電話が、非常時ゆえに繋がりにくくなることがあるはずで、そうなればこそ、携帯電話がブロードキャストの受信端末になることには、とても大きな意味があると思うのです。ところが…..。

どうやら、特にラジオに関する限り、当面は単体の機械にお世話になる方が賢いように思えてきました。特にMacの場合、国内ラジオをMacで聴こうとする努力にお金と時間をつぎ込むよりも(無論、Radiosharkは魅力的な製品なのですが)、単体のラジオを買って置いておくだけで、充分に用は足りるように思えるのです。なにより、「いずれiTunesで聴ける日が来るはずだ…..」と思うと、どうにも別の投資をする気にはなれないのでした。

それほど無謀な要求をしているつもりは無いのです。Key Hole TV(詳細はこちら) のチャンネルの中に、NHK-FMとラジオ第一放送、第二放送のチャンネルを置いてくれさえすれば、それで文句は無いのです。だってこのフリーソフト、総合テレビは観られるのですから……。

あ、そうそう、くれぐれも、omoteさんご提案の「コンデジにラジオチューナーを付ける」方向には向かわないように…..。たぶん、まったく撮影に集中できなくなると思います(笑)。

いずれにせよ、iPhoneでAM/FMが聴けないと判ってから、さらにまた私から携帯電話が遠のいて行ったのでした。やはり、どうにも運命的なモノを感じます。見えない意志が、私を携帯電話から遠ざけているのでしょう。どんな意志なのか、その真意は検討もつきませんが…..。

携帯ラジオでも買おうかな。カード型のタイプで、1,000円を切る価格で売っているようですね。もしかして、メモリースロットが付いて録音のできる機械なんかがあったりして。ちょっと、興味津々なのでした。

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Comments:2

2 Funky 09-09-25 (Fri) 21:00

これを読んで思い出しました。
過去にはNTT DoCoMoからSONYの「ラジデン」という機種がありました。
母に携帯を持たせたくて、いつもポケットにラジオを忍ばせている母に勧める口実として使いましたよ。結局そのときはダメでしたがw

いざと云うときの速報性、そして語弊を恐れずにいえば、より正確な情報を知るには携帯電話やTwitterよりラジオのほうが良いのだろうなぁと、アナログ的?な思考回路の私は思っています。

mb 09-09-26 (Sat) 22:16

2 Funkyさん、こんばんは。返信、遅くなってすみません。お元気でお過ごしですか?
「ラジデン」、貴重な情報をありがとうございました!! これをキーワードに検索してみました。いかにもSonyらしい製品、しかも当時は画期的な製品だったようですね。デジタル機器に特有の電気ノイズがAMの受信に干渉したり、またAMラジオ自体の受信感度を良くしようとすると筐体の大型化が避けられない等、携帯電話とAMラジオの「同居」が技術的に多くの困難を抱えていたことを初めて知りました。そこまでの困難をおしてまで、製品化するメリットに乏しかったのでしょうね。もちろん、それは技術的なことよりも、マーケティングの結果(携帯にラジオを同居させることを求める消費者など居なかった?)だったのでしょうが……。

>いざと云うときの速報性、そして語弊を恐れずにいえば、より正確な情報を
>知るには携帯電話やTwitterよりラジオのほうが良いのだろうなぁと、アナロ
>グ的?な思考回路の私は思っています。

私もまったく同じ思いです(笑)。2011年の地デジ移行とともに、「デジタルラジオ」が一般化すれば(もちろん、そのときには現行のAM/FMの敷居は無くなるのかも知れませんが)、案外、すんなりと携帯電話にラジオが同居してくれるかも知れませんね。

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