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穏やかな午後のひととき。

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大型連休に入っています。今年はお盆に帰省できなかったので、このお彼岸に戻るつもりでした。ところが先週の火曜日から子どもが熱発。一時は「新型インフルか!?」と焦りましたが、お医者さまの診断は猩紅熱でした。安静を命ぜられ、この連休は自宅で穏やかに過ごすことに….。熱は微熱が続く程度で本人は至って元気。食欲も元気もあり、退屈で仕方がないといった様子です。なにより、昨日は学校の運動会。参加できなかったことを悔しがっていました。

彼の場合、私が子どもの頃に比べればその頻度は極めて少ないのですが、肝心なときに熱が出て、遠足や家族旅行をフイにしてしまう間の悪さは、まるで私自身を見ているようです。いっぽう、少々の熱でも布団に寝込んだりせず、また食欲が旺盛なところはカミさんと全く同じです。その中途半端な丈夫さが、かえって病気を長引かせていないかと心配になったりもします。

さわやかな秋晴れの休日、公団住宅5階角部屋の我が家、開け放った南北の窓を心地よい風が吹き抜けてゆきます。午前10時にはベランダに全ての布団を干し終えました。家中に掃除機をかけ、サッパリしたあと、私は座椅子に腰をおろし、宮本常一の文庫本を読み返しています。その私に寄りかかりながら、息子はなにやら絵本を数冊持ち出して、とっかえひっかえ読んでいます。

その間、カミさんは洗濯に勤しんでいました。脱水の終わったひとかたまりを、ハンガーに吊して行くのは私の仕事です。これは課せられた仕事ではなく、むしろ私自身の愉しみのひとつです。ともするとチグハグになりがちな靴下のペアを完璧に揃え、整然と吊せたときの達成感は何物にも代え難いものがあります。その間、カミさんは昼食の用意をしています。

お昼のNHKニュースを眺めながら、家族で昼食を摂ります。先週来、子どもの看病で外出のできなかったカミさんです。昨日と今日の午後は、私が子どもと留守番をします。息子とふたり、穏やかな午後のひとときです。

再び座椅子に腰を掛け、間に万年筆を挟んでおいた文庫本を開いて読み進めます。しかし、ずっと同じ姿勢で居ると尾骶骨と頸椎が痛くなってきます。無性にうつ伏せになりたくなります。隣の六畳間の畳に差し込む陽の光が、とても美しく暖かに思えます。しかし、そのままそこにうつ伏せて肘を付く姿勢になっても、それは本を読む姿勢にはまったくふさわしくありません。肘と首にかかる負荷が尋常では無いからです。

そこで、座椅子をフラットに変形させ、これを腹に敷き、顎の付くあたりに枕を置いて目線の高さを確保します。こうすると比較的楽な姿勢で長時間、うつ伏せたまま本を読むことができます。しかも、そんな私の背中は息子に格好のベッドを提供するらしく、いつの間にか彼は背中に乗っかってくるのでした。約25kgの体重は、私にとってもマッサージ代わりにちょうど良く、極めて心地よいのでした。

そうして、いつの間にか、ふたりして午睡にまどろむのです。

彼の猩紅熱がプレゼントしてくれた、穏やかな午後のひとときの記録なのでした(笑)。

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