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続 続 090811_05:07AM。

  • August 14th, 2009 (Fri) 18:15
  • 思惟

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そうしてしばらくベッドに腰をかけたまま、NHKが流す速報を眺めていました。そもそも、静岡市が静岡県の中部に位置するのか、それとも東部に在るのかも知りませんでしたが、いずれにせよ震度6クラスは初めての経験でした。これほどの震度であれば、外には相当の被害が出ているに違いないと思いました。倒壊した家があっても不思議では無い規模に思えました。

しかし、実際に我が身を襲った揺れを振り返ると、たしかにこれまで経験したことがないほど強烈でしたが、どうにも「震度6弱」には思えませんでした。しばらくニュースを眺めていましたが、NHK静岡放送局からの中継映像を観ても、さほど深刻な被害が出ているようには見えませんでした。余程、ホテルの免震構造が優秀なのか?と思ったくらいです。

そのホテルの対応は、感心するくらい迅速でした。ものの5分も経たないうちに館内放送が流れ「エレベータとボイラーは緊急停止しているが、そのほか電気・水道はもとより建物にも危険は無く、火災の兆候も無いから安心してほしい」とアナウンスしていました。おそらく、将来の東海地震を見越した訓練が行き届いていたのでしょう。「たったそれだけの情報」と言えばそれまでですが、慣れぬ宿泊客にとって、これほどの安心材料はありませんでした。

しかし、そのことが、かえって私を二度寝に向かわせたことも事実です(笑)。とにかく「午前10時起きモード」を妨げられたのですから、私は怒っていました。しかし、ここで眠ることも怖いなぁ…..と思っていました。そして考え込んでしまったのは、同じ二度寝を決め込むにせよ、このまま寝間着で寝るべきか、それとも服を着替えてから寝るべきかということでした。

着替えてしまうと、とても暑苦しくて、寝た気がしないだろうと思いました。かといって、寝間着のまんまで居た場合、強烈な余震に襲われたらたまりません。折衷案で、せめて靴下だけでも履いておくべきか…..とも思ったのですが、どうにも間抜けな風体に思えてやめました。そうこうしているうち眠気が襲い、結局、寝間着のまんまで寝てしまったのでした。

途中、幾度か余震があったように憶えていますが、そのたび「本震よりも大きな余震は有り得ん。」と決めつけることにしました。万一、本震が建物に深刻なダメージを与えていれば、余震の規模次第で崩れる可能性もあったはずですが、そんなことはすっかり忘れてしまって、安らかな二度寝を貪っていたのでした。

あとで知ったところでは、静岡がこれほど大きな地震に見舞われたのは実に65年ぶりだそうです。また、震度の割に家屋の倒壊をはじめとする人的被害が少なく済んだのは、地震波の周期が0.3秒と小さかったからだそうです。これが1秒前後に達していると、甚大な被害がもたらされるそうです。

その日、2時間遅れ程度の新幹線で自宅に帰ることができたのですから、まさしく不幸中の幸いだったのかも知れません。揺れを無事にやり過ごしたおかげで、あろうことか二度寝まで決め込んだくらい安心しきっていたわけですが、あとから考えると、とてつもなく酷い状況になっていても不思議では無かったのだと思うようになりました。

まさに、不幸中の幸いでした。それにしても、やはり地震は怖いものです。改めて、そのことを実感した出張となったのでした。

(了)

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