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書板。

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「タブレット」という単語を辞書で引くと、いちばん最初に出てくる意味は「錠剤」でした。二番手が「木・象牙などの薄板に文字を書いたもの。標札、書板などの類」でした。いずれもYahoo!辞書(大辞泉)からの引用です(笑)。それにしても、「錠剤」と「書板」など、どこをどうひっくり返しても共通項の見えない熟語が、なにゆえ同じ「タブレット」という単語に同居し得るのか、まるで見当が付きません。

語源を知らないので、完全に当てずっぽうですが、案外、本来の意味は二番手の「書板」だったのかも知れません。それが錠剤の機械的大量生産が可能となり、その表面に薬の記号等が刻印・印字されるに及んで、こちらを「タブレット」と呼びならわすことにしたのかもしれません。

その傍らで「書板」そのものが「なにそれ?」と首を傾げられるほど、歴史の遺物として博物館の陳列棚に納まるに及んでは、なおいっそう、「錠剤」と「書板」との主客が転倒したのでしょう。「書板」にしてみれば、まさに軒を貸して母屋を盗られたのかもしれません(笑)。ただ、これはいずれ私の想像です。どなたか正しいいきさつをご存知の方がいらっしゃいましたら御教示下さい。

さて、Appleから「出るぞ出るぞ!!」と言われながら、未だ発表の無いタブレットPC。どうやら、来月初めのキーノート・イベントでも、発表される様子は無さそうですね…..。しかし、あちこちに流布する噂や画像・動画の類を眺めていると、そう遠くない将来には、現物と対面できるのではないかと思えます。イヤでも期待が高まるのでした。

しかし、その傍らで、「はて…..?」とも思うのです。

ノートパソコンに対するタブレットPCの優位性って、いったい、何なのだろう…..?

スタイルとしては、なんだかとても未来的な感じがします。しかし、物理的にキーボードを持たないために、かえって操作性は悪いのではなかろうか…..と思えます。これがiPhoneなら、そもそも携帯して持ち歩くことが前提ですから、余計なスタイラスを持たせるよりも、人間の指という最高のポインティング・デバイスで全てを賄わせる仕様には、むしろ革命的な意味があったと思えます。

しかし、すでに軽量なノートPCが世の中に流通し、MacBook Airさえ世に送り出しているAppleにとって、わざわざタブレットPC(一説には、”iTablet”とか….)を開発する意味はいったい何処に…..?、と、事情を知らない私は、どうしてもそこがうまく呑み込めないのでした。まさか「iPhoneが大きくなった!!」ことを喜ぶ人はいないでしょうし……。

いずれにしても、あと半年くらいは、ヤキモキさせられそうな勢いです。どんな革命が仕込まれているのか、気になってしまうのです(苦笑)。

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