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吸入式(4)。

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PGの復活を境に、その後、新しい万年筆への物欲は醒めていました。もちろん、プランジャー吸入式のPILOT CUSTOM 823は魅力的でしたが、壊れてもいないのに新しく万年筆を増やす気にはなれません。既に持っているものだけでも、そのローテーションは偏りがちで、結局、PGと丸善センチュリーばかりを使ってしまうのです。管理のことを考えると、このうえ本数を増やすことは、とうてい現実的では無いのです。

…..と、そんなところへ、先月末に刊行されたEi-Publishingの『趣味の文具箱』No.14に、とっても気になる記事が掲載されました。今年の9月、セーラーが自社モデルとしては初の回転吸入式万年筆、「プロフィットレアロ」を発売すると言うのです。

記事によると、「初の….」とは言え、セーラーは2006年の95周年記念モデルとして、大型のキングプロフィットをベースとする回転吸入式万年筆「レアロ」を発売していたようです。今回はそのサイズを縮小し、量産型モデルとして登場させたということでした。

思わず、記事中の原寸大写真に、愛用のPGと丸善センチュリーとを重ねてみました。PGでは裁ち落とした天冠と尾栓部が、レアロでは滑らかな曲線を描いています。そのぶん、PGよりも全長が長いようです。いっぽう、丸善センチュリーと比べると「少しだけ短めに作りました」という印象ですね。ペン先は「プロフィット」ではなく「プロフェッショナル・ギア」に近い、もしくはまったく同じ形状の21Kです。

重量はPGが21.6g、プロフィットレアロは約22.0g。ほとんど同じと言って良いようです。ただ、詰め込めるインキの容量は約1.0mlで、セーラー社のコンバータの2倍ほどもあるということですから、満タン時の重量は自ずとレアロの方が重いことになります。

と、なると、今度はPILOT CUSTOM 823との違いが気になります。値段はまったく同額。重量は823の方が重くて29.5g。インキの吸入量は約1.5mlで、823の方がたくさん詰められるようです。ただしペン先は14K。このあたりは好みでしょうが、私は柔らかめの21Kが好きなのです。

さて、こうして比較すると、なんだか結論が出てしまった気になります。私にとって、軽さは重要なポイントです。しかし、それ故に安っぽいのは苦痛です。この点、PGは程よく2つのニーズを満たしてくれるうえ、乱暴に扱っても応えてくれる安心感があります。その正常進化モデルとして、大量のインキを詰められるレアロが登場したのですから、これはまったくもって福音なのでした。

とは言え、現物は9月の発売を待たねばなりません。一応、823との比較はしてみるつもりです。とくに尻軸にキャップを嵌めた時のフィット感と重量感、バランス感が重要ですから、最終的にはその比較で決めることになるでしょう。ただ、やはり「先立つモノ」との相談ですから、余程、私の必要に訴えかけてこなければ、しばらくは様子見ということになるかも知れません。

いずれにせよ、9月が楽しみなのでした(笑)。

(了)

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