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吸入式(3)。

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さて、そんな具合に「ペン先外し」の実験台になってくれたプロフェッショナル・ギア(PG)。壊してしまうことを覚悟して臨んだのですが、結果は「吸入式(1)。」の記事に書いたとおり、かえって調子が良くなったのでした(笑)。もしPGを壊してしまったら、新しい万年筆を購うつもりでした。そんな私の根性を見透かすかのように復活したPG。もちろん、嬉しいに決まっています。いや、ホンとに。

しかし、新しい万年筆を購う口実を見失ったことも事実。実はその候補に挙がっていたのが「吸入式」の万年筆でした。コンバータではなく、万年筆の軸本体にインキを吸入するタイプです。すぐに思い浮かぶのは、Pelikan Souveran M800、Montblanc Meisterstuck146の2本です。しかし、前者は巧みな宣伝と手頃な価格設定ゆえに売れ過ぎているような気が、後者は経営戦略の路線変更ゆえに、完全な「宝飾品扱い」となってしまったような気がして、どちらも近寄りたくないなぁ…..と思っていました。

で、候補に上っていたのが、PILOT CUSTOM 823(こちら)でした。プランジャー式というインキの吸入機構を持ち、1.5mlも入るようでした。セーラーのコンバータが約0.5mlでしょうから、その3倍近くも溜めておくことが出来ます。実際、愛用のPGも、そして丸善センチュリーも、その書き味は抜群なのですが、インキの持ちの悪さはいつも悩みの種だったのです。

CUSTOM 823。値段も実用品に見合う価格です。「実用する金ペンなら30,000円台で充分」という店主の教えに忠実な私には、まさにうってつけのペンでした。しかし、いま一歩を踏み出せなかったのは、そのクリップ…..。ネットでもチラホラと見かける世評ですが、PILOTはあのクリップのおかげで、相当に損をしているように思えます。

もうひとつ、私を踏みとどまらせたモノは、PILOTのインキ(BB)でした。モグラの革手帳の用紙とは決定的に相性が悪いらしく、裏写り(裏抜け)が尋常ではありません。しかしPILOTのインク瓶の形状は、このプランジャー式の吸入機構に最適化されています。なんとも歯がゆい組み合わせになってしまうのです(泣)。

そんな具合に「あちらを立てれば、こちらが立たず…..」という状態でしたから、当面は現状維持。幸い、PGも復活したので、残り一瓶となった旧版の丸善アテナインキが無くなるまでは、当面、今の体制で行こうと思っていたのでした。

ちなみに、MontblancのBBも試してみましたが、どうやら裏抜けしないようでした。ただ、色味がいまひとつ気に入らない….。裏抜けせず、しかも色味が旧版の丸善アテナインキに近いインキってあるのかな…..? 未だ手に入れていませんが、PLATINUMのBBは裏抜けしない、との評判なのですが……。

(つづく)

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