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還暦の叔父。

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今年の夏、叔父が還暦を迎えます。初孫ゆえに、上に兄姉も従兄姉もいない私にとって、この叔父とその伴侶である叔母とは、最も歳の近い年長者として、文字通り兄姉のような存在です。叔父夫婦は、私の実家とは大きな川を一本隔てた母方の実家に暮らしています。二人揃って多忙な身であるにも関わらず、いつも両親のことを気にかけて下さり、週末には必ずと言って良いほど、我が実家を訪ねてくれているらしいのでした。

鉄砲玉のような実の息子に代わって、なにくれとなく気遣ってくれる者は、この叔父夫婦を置いて他にありません。川向こうに暮らしているとは言え、車で動けば軽く20分はかかります。いちがいに、距離が近いから出来ることとは言えないのです。

そうでなくとも、叔父の職業生活…..とりわけその起床時間と就寝時間は出鱈目なのです。午前0時を前に帰宅することはなく、朝は6時前には家を出ていると言います。典型的なショート・スリーパーでもあるようですが、いつ身体を壊しても不思議ではないくらいの勤務のようです。

にもかかわらず、ほぼ毎週末、我が実家を訪ねて下さるのは、律儀な叔父夫婦の気性に他なりません。それは実の息子である私自身のありようを見つめ直し、反省を迫る鏡です。仕事に対する姿勢も、家庭生活の営み方も、はたまた車やモノを大切に扱うことも、ある意味で、この叔父は私のモデルであり続けているのです。

そんな叔父も、いまや還暦なのか…..と思うと、なんとも不思議な心地がします。事実、昨秋には初孫を持ち、今秋には次女が嫁ぎ、来春には2人目の孫を持つことになっています。むろん、叔父から観れば、私が伴侶を持ち、小学2年生の息子を持ち、そして40を超えていることの方が不可思議に映っているかも知れません。

さて、そんな叔父のために何かお祝いを…..と思いました。イの一番に浮かんだのは、セーラーのペンドクター、川口明弘さんが、ご自身の還暦に合わせて考案したという万年筆、「還 KAN」でした。しかし、技術者である叔父に製図ペンは似合っても、ゆったりと万年筆を走らせている様子は、どうにも想像できませんでした。

そうして、カミさんとも話したうえ、夫婦茶碗を贈ることにしたのでした。あまりと言えばありふれすぎているのですが、この先も叔母と仲良く暮らしてもらいたいと言う思いからです。

目下の懸念は、我が家の誰もが夫婦茶碗を贈ることにしていたらどうしよう…..ということです。ことほど左様に、応用の利かない我が家の面々なのでした(恥)。

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