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蜘蛛。

  • July 2nd, 2009 (Thu) 20:35
  • 家族

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虫嫌いにもいろいろあるかと思いますが、私の場合、ゴキブリとムカデはどうにも好きになれません。その理由をあれこれと考えてみると、雑菌を撒き散らすとか、不衛生のシンボルだとか、あるいは咬まれると痛いとか、そんな即物的な理由では無さそうです。とにかく、あの光沢がいけません。合理的な理屈以前の、極めて生理的な嫌悪感です。視界に飛び込んだ途端、背筋がざわめいてしまうのです。

とは言え、この季節、しかも築30年の公団住宅では、いかに最上階の5階といえども(1階の住人に比べれば、その被害ははるかに軽いようですが)、その虫たちと闘わなければなりません。ゴキブリに対してはホウ酸団子です。火鉢も無いのに火箸が有るのは、ムカデ対策に他なりません。

嫌いとは言え、そこは一家の主たるもの、逃げるわけにも行きません。あるいはこうした虫退治こそ(もしくは虫退治の場面のみが)、一家の主の存在理由かもしれません。いずれにせよ、総毛立つ生理的反応を抑え込みながら、素知らぬ顔でテキパキと片付けるのが、私に対する家族の役割期待です。

おぼろげながら感じることですが、私と特定の虫との間には、ある種の相性があるようです。ゴキブリとムカデについて言えば、その発見率はカミさんよりも私の方が高いようです。逆に咬まれる率から言うと、カミさんはムカデに、私は蚊に刺される確率が高いのです。

ちなみに私の弟は、本当にムカデに魅入られているようで、幼い頃からムカデに咬まれるのは彼ばかりなのでした。盆暮れに同じタイミングで帰省しても、私は未だ一度たりとも咬まれたことが無いのに対し、彼はほぼ1日おきに咬まれたことだってあるくらいです。

翻って、蜘蛛はどうか? 私の叔父は大の蜘蛛嫌いで、それはそれは一目見ただけで飛び上がりかねないほどのようです。しかし、多少なりともその血を受け継いでいるはずの私はと言うと、実は蜘蛛が大好きなのです。これほど魅力的な虫はありません。映画のなかでも、ゴキブリは踏みつけにされますが(MiB)、蜘蛛はヒーローにだってなれるのです。

学生時代、自室でせっせと巣作りに励む蜘蛛を、飽かず眺めていたことがあります。蛍光灯の傘に二点、そこから垂れ下がる点灯/消灯用の紐を第三点として縦糸を貼り、そこを飛び渡るように円を描きながら横糸を紡いで行く…..不安定な場所にも関わらす、極めて美しいレーダーチャートが出来上がりました。まるで芸術作品の制作過程を見ているような心地でした。屋外で見つけた赤黒黄色の女郎蜘蛛など、思わず連れて帰りたくなるくらいです。

そんなわけで、このブログのサイドバーに、蜘蛛を飼ってみることにしました。決してホンモノではありませんから、くれぐれも飛び上がって驚いたり、画面をはたいたりなさいませんように…..。

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