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しっぺ返し(2)。

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ことほど左様にプレゼン・ソフトに屈託を抱えてしまった私は、当然の如く、一生近寄らない決意をしていたのでした。紙媒体のテキストベースで伝わらなければ、どれほどビジュアルを駆使しようが同じだろう…..、それに猫も杓子もプレゼン・ソフトに使われるご時世なら、むしろ紙媒体でプレゼンした方が新鮮味があるのでは無かろうか…..。自分の不勉強を棚上げして、どこまでも都合良く解釈しようとしていたのでした。

ところがこの夏、是が非でもプレゼン・ソフトを使わなければ許されない事態に追い込まれてしまいました。他人を嗤うことは、めぐり巡って我が身に返ってくるということを、今回ほど思い知らされたことはありません。つまり、他人のプレゼンに対して吐いていた悪態が、束になって我が身に降りかかる仕儀と相成ったのです。

う〜む…..。

もちろん、お役ご免を蒙るために、ありとあらゆる手を尽くしました。なんの自慢にもなりませんが、日頃、頼まれ仕事の多くを安請け合いしてしまう私が、「他の仕事が忙しいから」とか「当日に都合が付かなくなるかも知れないから」とか「夏バテでその日に寝込んでしまうかも知れないから」などと言い訳してみました。

しかし上司は「持ち回りで巡ってくる、町内会の役員のようなもので、他の誰もがやらなければならない仕事が、他の誰でもないお前に巡ってきただけのことなのだから、逃げずに義務を果たさねば承知しない」と言い出す始末です。

それに対して私は、「ビジュアルに訴えたプレゼンなど、セミプロ級の絵心のある同僚に任せるべきであり、それを私に任せるなど、百害あって一利無しだ」とか、実際に同僚の前で「メーテル」を描いてみせ、それが「メーテル」ではなく「ロングヘアーのムンクの叫び」になってしまうことを実証し、「ほら、この通りだ」と開き直ってみせたのでした。

しかし、それほどまでに否定的な材料を眼の前に積み上げても、上司はいっこうに退こうとせず、「じゃ、そういうことだから(笑)」の一点張りで、私も不承不承に引き受けざるを得なくなったのでした。

(つづく)

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