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自転車通勤(9)。

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「自転車」という移動手段は、社会に対して、あるいは個人の身体に対して、相当に有益なポテンシャルを秘めていると思います。その可能性を引き出すためにも、「自転車専用レーン」が当たり前の光景になることを願わずにはいられません。勤務先まで半径5km圏内の人だけでも、明日から一斉に自転車通勤に切り換えたなら、いったいどれほどの社会的効果が上がるものなのか、知りたい気もします。

さて、そんな「良いことずくめ」が喧伝される自転車通勤ですが、「にもかかわらず、何故続かないのか?」を考えてみたいと思います。継続を阻む「敵」を知ることで、逆に継続を可能にする手立てとその手がかりを考えたいという魂胆です。いずれも私の経験です。もしかすると、「自転車万歳!!」の言説への冒涜になってしまうかも知れません(笑)。

【とっても疲れる】
当たり前のことですが、自転車通勤を始めた当初は、距離の長短に関わらず、疲れます。「グッスリ眠れる」と言えば聞こえは良いですが、翌朝の目覚めは決して爽快ではありません。筋肉痛を覚えるほどではないにせよ、肉体的な疲労をひきずったままの状態が、すくなくも1週間は続きます。勤め先でも、昼食後、そして夕刻には睡魔に襲われます。身体の疲れをとりたいがために、週末は終日、惰眠を貪ることもあります。

それはそれで良いと思うのです。馴れない運動をするのですから、身体は当然疲れます。しかし、その状態を引きずりつつも、2週間ほど続けていれば、やがて身体は馴れてきます。太ももの心地よい張りとポカポカとした感覚が、自然とサドルを跨がせてくれます。身体が疲れているので、頭では「イヤだな」と思うのですが、乗ってみると何故かホッとするのです。

身体とは不思議なものです。適度な負荷に対しては、それに負けないように反応し、ほんのわずか、強い身体に化けてくれるようなのです。ただし、人によっては、またタイミングによっては、その後に体調を崩すことだってあるかも知れません。

【まったく痩せない】
私の場合、体脂肪の増減は判りませんが、すくなくも体重に関しては、決して痩せたとは言えません。おそらく、食事の量や内容が、以前とさほど変わっていないからかも知れません。加齢とともに低下する基礎代謝分を、自転車通勤で補っているだけなら、他の要素を変えない限り、体重が落ちることは無いはずです。また、距離と巡航速度との関係もあるでしょう。たかが5kmに30分近くもかけていては、たいした運動になっていないのかも知れません。

年中、約3kmをママチャリで通勤している同僚がいます。私がこの職場に来てから12年間、ずっとこの同僚と過ごしていますが、彼は決して痩せたりしていません。相変わらず、お腹はポッコリしています。何事もそうだと思いますが「自転車通勤さえすれば痩せる」と考えるのは誤りです。誰もそんなことは言っていないと思うのです。「自転車通勤(2)」に書いた別の同僚が劇的に痩せたのは、徹底したカロリー計算をベースにしていたからなのです。

(つづく)

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