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福相。

  • June 8th, 2009 (Mon) 21:00
  • 家族

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参観日ともなれば、なるたけ都合を付けて観に行くことにしています。小学2年生ともなれば、男親の参観は目に見えて減っていますから、目立ってしまっていけません。どことなく申し訳ないような、気恥ずかしいような、なんとも居心地は悪いのですが、それを抑えてあまりあるくらい、とにかく観に行きたくて仕方が無いのです。

傍目には「教育熱心な父親」と映るのでしょうか…..? それはまったくの誤解で、どちらかと言うと、タダの野次馬根性に過ぎないのでした(笑)。子どもが他の子たちとどんな具合に戯れているのか、45分の授業中、電池が切れることなく、最後までもってくれているのかどうか、人前できちんと喋れているのか、そのとき見せる子どもの顔は、ふだんの彼とどんなふうに違うのか、興味の尽きることが無いのです。

また、カミさんの意外な交友も知ることができてホッとしたりします。学級を介した集まりは、どうしても女親が中心になります。この土地にさほどの知り合いも無く暮らしているカミさんが、こうした場で他の親御さんと仲良くやっている様子を垣間見られることは、やはりありがたいことなのです。

さて、女親に比べると、男親どものかかわりは、特別に役員でも引き受けていない限り、まことに接点のうすいものになりがちです。昨年度からの持ち上がりで、既に2年目に入っているにも関わらず、その方がどの子の親なのか、名前すら判らないことが多いのです。年にいちど、保護者が主催のお楽しみ会にも参加するのですが、どうしても会話がぎこちなくていけません。大規模校の悲しさでしょうか。

さて、そんななか、私と同様、参加日にはいつも見かける男親の方がいらっしゃいます。歳は私よりも少し若いくらいでしょうか。いつもニコニコとしていて、笑みが絶えることがありません。ふくよかな頬、八の字の眉、くりっとした眼の目尻はいつも幸せそうに下がっています。「嬉しい」という漢字を顔面に変換すれば、きっとあの方の顔になるのだろうな…..と思えるほどの福相なのです。

訊けば隣市で小学校の先生をなさっているのだそうです。こんなに優しそうな先生に担任してもらえる子どもたちは幸せだろうな…..ましてや、その方のもとに生まれた子どもたちはもっと幸せだろうな…..きっと家庭では笑みの絶えることがなく、ましてや、決して怒ったりしたことは無いのだろうな…..よしんば怒ったとしても、それは至極まっとうな理由であるのだろうな…..と、私の妄想は際限なく広がって行くのでした。

そうして、彼の福相とはあまりにも対照的な爬虫類系…..ストロボを炊かれたら、ほぼ百発百中でミイラに変貌してしまう…..の私の顔(「酷薄」を顔面に変換すると私の顔になる)とをくらべてしまい、なんともやるせない心地になるのでした。これはおそらく、造作の問題ではありません。「顔は心を映す鏡」ということを聞いたことがあります。とは言え、そこは相互作用だろうとも思います。「嘘でも笑ってみせる努力が必要だ」と、参観日に彼の顔に出会うたび、思わず我が身を反省してしまうのでした(笑)。

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