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自転車通勤(4)。

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乗り始めて判ったことがいくつかありました。すれ違いのタイミングが狂って、双方とも同じ向きにハンドルを切ってしまうことがあります。あるいは遅いペースの私に追い越しをかけられることもあります。そんなとき、「すみません」とか「ごめんなさい」という言葉をかけられることが多々あり、それはとても新鮮で気持ちの良いものでした。

また子どもたちの通学時間とも重なりますから、ボランティアの方が辻々に立っていらっしゃいます。そんな見知らぬ年配の方々が、にこやかに会釈を寄越して下さったり、「おはようございます」と挨拶をして下さったりします。「ふれあい」と言えるほどではなく、いたってささやかなものですが、およそ車通勤では経験しようのない言葉の交わし合いがありました。

そのいっぽうで、困った光景を目にすることもありました。ほんの5分、いつもよりも遅れて自宅を出たために、高校生の併走集団に立ち向かわざるを得ないことがあります。かつての私を考えれば、とうてい文句など言えた義理ではないのですが、3人並んで突っ込んで来られたり、行く手を阻まれたりすることも多々ありました。

(余談ですが、耳にイヤホンをして走ったり、携帯電話を見ながら走ったりしている人を見ると、私は腹立たしさよりも、むしろその器用さに、妙に感心してしまうのでした。)

また、レンガ敷きの歩道が、見た目とはまるで正反対に走りにくいことも発見のひとつでした。景観だけを考えれば、とても小粋に歩道を演出しています。しかし敷き詰めたレンガの微妙な凹凸は、意外に大きな振動を返してきます。またところどころでレンガの浮いた箇所があったりすると、そのうえを駆けるたびに、レンガの跳ねる音がします。ひどい時には完全に欠けていて、穴が空いていることもあります。もちろん、自転車のスピードを抑えるための工夫なのかも知れませんが、乗り心地は最悪です。

もとより、私はスピードを出さないことを心に誓っていましたから、気になりつつも、こうした不具合に腹を立てることはありませんでした。ですから自転車通勤を始めた最初の頃は、わずか5kmの道のりに、たっぷり30分もかかっていたのでした。その後、道の様子もつかめるようになり、また混雑する時間帯を微妙に避けることを憶えてからは、20分そこそこで行き来できるようになったのでした。

それでも、しばらくの間…..ホンのつい最近まで、どうにも呑み込めないことがありました。それは「この土地では、自転車の右側通行が常識らしい」ということでした。あとになって、これは完全に私の誤解であったと悟るのですが、一時は私の知らぬ間に「自転車は右側通行」と法改正されたのではないかと思うくらいだったのです。

(つづく)

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