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ジンクス。

  • March 25th, 2009 (Wed) 22:27
  • 電視

2007FUKUI022.jpg

月曜日、火曜日と出張に出ていました。他事を一切忘れてしまうほどに、濃密で豊かな時間でした。忘れていたことのひとつに、WBCの対米国戦と決勝戦がありました。火曜日の夕刻、ホテルに戻るために脇をかすめた駅前の、その窓ガラスに号外が張り出してありました。岩隈投手が8回まで好投、延長戦にもつれ込んだものの、10回表、イチロー選手の適時打で2点を勝ち越し、ダルビッシュ投手が守り切った…..。

わずか数行にまとめられた事実。その傍らに、ヒットを放った直後のイチロー選手、いままさに一塁へ駆け出そうとする写真がありました。私はホッと胸を撫で下ろしました。そうして足元から上半身に駆け上がる一瞬の身震いののち、こぼれる笑みを押さえることが出来ませんでした。

止め損なった笑みを抱えたまま、私は歩き出しました。すれ違う人には、ずいぶん薄気味悪く映ったことでしょう。押さえきれない笑みを中途半端に晒したまま、私は歩き続けました。そうして、私にWBCを忘れさせてくれた2日間の出張に、胸の裡で感謝を繰り返していたのでした。

「私が観ていると負けてしまう」。野球であれボクシングであれF1であれ、贔屓の選手やチームが登場する試合の多くで、常日頃、私が感じているジンクスです。それはほとんど、確信と言っても良いものです。

仮に観ていなかったとしても、頭がいったんその行方を気にしはじめると、観ていようが観ていまいが、やはり負けてしまうのです。たとえば、職場で不意に「そう言えば、今日は○○の試合だった!!」と、不幸にも思い出してしまったとします。私の指はついついマウスをクリックし、速報の途中経過を盗み見ます。

するとたいてい、先制されているか、形勢不利の状態にあります。朝令暮改、慌てて心を入れ替えて、「すみませんでした、仕事に邁進します」と言い聞かせます。そして時間の経過をひたすら待ち、そろそろ終わっている頃だろう…..私のせいでは無いはずだ…..などと誰にともなく言い訳…..しかし、やはり負けているのです。今回のWBCの場合、二度にわたる対韓国戦の敗北のさい、私は二度とも行方が気になって仕方なかったのでした。

そんな人間が居るくらいですから、真逆のジンクスを抱えた方もいるはずです。つまり、「俺が観る試合は、必ず勝つんだよなぁ…..」という人。羨ましくて仕方ありません。

それにしても、本当に良かった(笑)。

2007FUKUI023.jpg

Comments:2

ありま秀丞 09-03-26 (Thu) 7:55

渋い、渋すぎるツーショット。
昔のカメラ雑誌ってほんといい。見応えも読み応えも十分。

mb 09-03-26 (Thu) 19:55

そう言えば、Natural Growが秀丞さんの愛読書でしたね。初期の頃は私も好きでした。写真のクオリティもさることながら、文章も良かったなぁ…..と。日本カメラ、アサヒカメラ、そして今は無きカメラ毎日も、60年代、70年代のものはクオリティが高く、今とはまったく、ボルテージが違いますよね。

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