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1,000(2)。

  • February 6th, 2009 (Fri) 19:08
  • 昔話

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明後日の『新日曜美術館』(NHK教育)は「カメラが私の日記帳」と題して、写真家、飛騨野数右衛門さんを特集するそうです(詳細はこちら)。まったく知らない方です。Googleで検索しても、ほとんど情報がありません。北海道上川郡東川町に暮らし、昨年末、94歳で亡くなったのだそうです。 いったいどんな特集になるのか、とても楽しみです。

さて、それはさておき、昨日のつづきです。

野球は嫌いではありません。嫌いではありませんが、その出会いは苦々しい思い出とともにあります。あれはまだ小学校に上がる前のことでした。近所の…..といっても、そこは私がいつも遊んでいた場所から、少し離れたところにある原っぱでした。

子どもたちが野球をしていました。その中に、いつも私と遊んでいる友達は居ませんでした。当時、私の自宅近辺には子どもが少なく、それに対してこの原っぱの周りには、比較的子どもが多く居たのでした。距離にすれば300mと離れていないはずですが、そこは私にとって、まったく違う世界だったのです。そこをたまたま通りかかったとき、数合わせのために声をかけられたのでしょう。

それまで、野球などしたことはありませんでした。しかし、見ればなにやら面白そうです。あの棒で、投げてくる玉を打つらしいことは判りました。そうこうしているうちに、私の打順が回ってきました。生まれて初めてバットを持ったのでした。

しかし、私が打席に立ったとき、周りのみんなが大嗤いしはじめました。幼い私は、何故みんなが嗤うのか、まるで見当がつきませんでした。見当はつきませんでしたが、酷く馬鹿にされていることは良く判りました。なかには腹を抱えて笑い転げている者もいます。他の子が打席に立ったとき、こんなことはありませんでした。どうして私だけが嗤われるのか、とても腹立たしくなりました。

そのとき、そこにいつも遊んでくれている友達でも居れば、笑いながらも私の過ちを正してくれ、私も素直にそれを受け入れたことでしょう。しかし、そこには、せいぜい幼稚園で顔を見知っていた子が居たくらい。あとは皆、私よりも年嵩の小学生ばかりでした。

つまり、私はホームベースの上に仁王立ちしていたのでした。

(つづく)

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