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たまには、トラブル。

2008Krsk015

雪の降らない冬になるかと思っていました。しかし、気候は正直でした。朝から一面の銀世界。一日中、降り続いて、いまはすこし小やみのようです。向こう数日、こんな天候が続くようです。あいにく私も三連休とは無縁らしく、今日も明日も明後日も休みが取れません。SPACEWARPもお預けです。はは。

今朝、出勤にはバスを使いました。ところが自宅から職場までの中間地点…..いつも渡る橋を渡りきった停留所で、なにやら焦げ臭い匂いが車内に立ちこめ始めました。珍しく、私は運転手さんのすぐ後ろの席に座っていたので、さほど異和感は無かったのですが、後部座席の方には明らかに異常と判る様子のようでした。

「なんだか、焦げ臭いんですけど!!」と、大声で叫ぶ人がありました。慌てて運転手さんが車外に出て、後部のエンジンルームを点検しはじめました。ほんの2、3分で戻って来たその手元には、切れたゴム製のベルトがありました。

そのまま運転手さんは車内の無線で本社に連絡。2本有るベルトのうちの1本が切れたと話しています。走行に差し支えないかどうか、小声で判断を仰ぐその口調は、明らかに車内の客を意識した、丁寧極まるものでした。

それに対して、応対した無線の向こうの社員の声…..年の頃なら50代後半、圧倒的なタメ口で、「いまどこにおるの? で? はぁ〜ん? ベルトが切れた? そりゃいかんなぁ…..1本でもええかもしれんが、切れたのはすぐ取れよ、バンバン当たって、もう1本も切ってしまうぞ、なに? もう取った? うん、ちょっと待っとれよ….(しばしの沈黙、そして、他の同僚と話す声….)とにかくなぁ、代車を向かわすしかないから、そこで待っとれ。」、とまぁ、こんな調子の大声が、拡声器を通して車内中にワンワン響き渡っていたのでした。

そのコントラストがあまりに可笑しくて、トラブルに巻き込まれたことを忘れさせるくらいでした。とは言え、そこは先を急ぐ客の群れ。既にイライラを隠せない人もポツポツと。すると、その中のひとりが、目的地は違えども、途中までなら同じ路線を走るバスがすぐにやって来ることを、運転手さんよりもさきにアナウンスし始めたのでした。携帯、恐るべし。

そうして、ひとり、またひとりと、バスを降り始めました。感心したのは、その停留所までのバス賃を、誰ひとり文句も言わずに投函して行ったことでした。あぁ、これがこの土地の気風の良いところだなぁ…..と、またひとつ、この土地が好きになったのでした。

さて、私もどうしようかと思いました。路線に対する知識が皆無だったからです。しかし、その方が話した「途中の停留所」は、職場までまだ相当の距離があるとは言え、ここから歩くよりも遙かに近くなる場所でした。

モノは試し、運が良ければ、さらに近いバス停まで行けるかもしれぬ、ここで代車を待つよりは、先に着くことができるだろう…..そうして、私もバスを乗り換えました。これが正解。結局、職場から300mほどのバス停で降りることができ、今後もなにかあれば、この路線が使えると判ったのでした。

たまには、トラブルも良いものです(笑)。

2008Krsk015-1

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