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続 続 続 銀塩GR。

2008Asato008

「売れてるものが良いものだったら、世界一うまいラーメンはカップラーメンだ」と、ブルーハーツ時代の甲本ヒロトさんが言ったそうです。「良さ」とは、既存のマーケットにおもねることで担保されるものではなく、その源は「作り手の創造力」なのだなぁ…..と感じます。

「コンパクトカメラ」というマーケットで、GRがどれほどのシェアを占めたのか、私には知る由もありません。仮に「高級コンパクトカメラ」というニッチな市場に絞っても、Nikon 35Tiや28Ti、Contax Tシリーズ、Minolta TC-1といった強者揃いのなかで、GRはどのくらいの競争力を保っていたのでしょう…..。

もちろん、上に挙げた機械のそれぞれに、それぞれの「良さ」があります。それぞれの機械の使い手は、私がGRを贔屓にするのと同じか、あるいはそれ以上の思い入れをもって愛していらっしゃるに違いありません。

GRの場合、田中長徳さんや森山さんによって造られた、実力以上の「GR神話」なるものがあるのかもしれません。事実、私がカメラに興味を示し始めた最初の頃(当時は田中さんのことはもちろん、森山さんのことさえ、知りませんでした)、GRは全くの「オモチャカメラ」にしか見えなかったのです(「愛機F3。(その1)」参照)

それから後の、GRに対する私の思いの軌跡のなかに、森山さんや田中さんが無縁であろうはずがありません。しかし、そのことを承知のうえでなお、GRを「「コンパクトカメラ」というジャンルが辿り着くことのできた普遍のフォルム」と言わざるを得ないのです。

森山さんや田中さんのアシストがあったからとは言え、やはりこれは、GR開発陣の技術者さんたちが、そのマーケットを構成する一分子へと、私自身を「開拓」したのだろうと思うのです。そのことを、とても嬉しく思うのです。

決して貶めたり、あるいは高飛車に言うのではありませんが、最先端のデジタル一眼レフも、そして高級コンパクトデジカメも、そして、あれほど期待を抱いていたGRDシリーズでさえも、いまのところ、私を開拓し損なっているようです(笑)。もちろん、いつの日か、そうして開拓されることを、どこかで心待ちにしているのです。

さて、長々と続けてしまいました。過去記事の中で、GRの修理履歴に触れた記事をまとめておきます。新たに「開拓」された「銀塩GRist」の皆さんのご参考になればと思います。

改めて読み返してみると最初の3本、我ながら、なんと神経質なのだろうと呆れてしまいます。しかしそれも長続きせず、最後の記事では生来のズボラさ加減が露呈しています(苦笑)。いずれも、オートローディングに起因するフィルムの傷に触れたものですが、最近では全く気にならなくなりました。ご参考までに…..。

「塵芥との戦い。」(200554日)
「とあるクレーマーの戯れ言。」(2005620日)」
「藪の中。(2005824日)」
「3月の写真(2007331日)。」

(了)

2008Asato007

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