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再放送専門チャンネル。

2008Nabari026

NHKの過去の番組をパソコンで視聴できる「NHKオンデマンド(こちら)」。来月の運用開始(予定)まで、残り1ヶ月を切りました。最近、その進捗状況を載せているブログがあること知りました。詳細はこちらです。未だに開始日が明示されず、「予定」の二文字が消えていないことが気がかりですが…..。

配信予定の番組のラインナップを見ていると、ここ数年に放映されたものや、DVD等で既にソフト市販されているものが多いようです。スタート時点では、仕方のないことかもしれません。なにより、このようなサービスがあること自体を広めなければなりませんから…..。

私が期待するのは、その次のステップです。つまり、世の中の誰にも録画されること無く、本放送だけで姿を消した番組たち、あるいは市販してもおよそ収益など見込めず、書庫の奥底で埃を被るしかなかった番組たちが、デジタルアーカイブ化によって日の目を見る、そんな光景が当たり前になることです。

膨大な蔵書を誇る国立国会図書館の、その蔵書を居ながらにして検索できる。のみならず、読みたい書籍の中身さえ、モニター上で読めてしまう…..。膨大な蔵書数に加え、物理的な紙のスキャンに係る手間とコストと時間とを考えれば、書籍のデジタルアーカイブ化よりも、映像のデジタルアーカイブ化の方が、先に完成してしまうかもしれません。

観たい番組を挙げていくとキリがありません。安部公房が出演したインタビュー番組、三枝健起演出、市川森一脚本の一連の単発ドラマ、新日本紀行の一連のシリーズ…..。なにより、記憶の断片のなかに、わずかワンシーンしか残っていないようなドラマやドキュメンタリーに再会できるかも…..。

しかし、その再会は、一回ポッキリのものかもしれません。「幽霊の正体見たり枯尾花」ではありませんが、想像力が膨らませた番組の実相は、とてつもなくつまらない場合だってあるでしょう。

にもかかわらず、「観たい」という欲には勝てそうにありません(笑)。著作権のことは良く判りませんが、「見せないための著作権」ではなく、「見せることを可能にする、その条件整備としての著作権」であってくれれば良いのですが…..。

…..と、ここまで書いて、ふと思いました。オンデマンドを可能にするデジタルアーカイブの制作と同時進行で、NHKが再放送専門チャンネルを持つことはできないのだろうか…..と。

テレビ放送開始から、たかだか60年しか経っていないわけです。その日から今日までの放送を、当時の放送スケジュールに忠実に再現する、そんなチャンネルを10年単位で切り分けて、総合テレビ5本、教育テレビ5本の再放送専門チャンネルを開設する。ここは1960年代専門の総合テレビ、こちらは1970年代専門の教育テレビ…..。

やがて、「いま」という時代に関心を持てなくなり、現在進行形の「過去」の中に安住したがる人が続出して……。

2008Nabari019

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