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守破離(1)。

  • September 8th, 2008 (Mon) 18:36
  • 思惟

2007Yskn005

私自身、自分を「マニアック」だと思ったことはありません。このブログを始めてからというもの、カメラにせよ写真にせよ、また文章を起こすことや好きな作家のことについて、持ち合わせの知識や経験の質量を虚心に眺めたとき、上には上がいらっしゃるものだなぁ……と、日々痛感するばかりなのです。

ところが、そんな私でありながら、たとえば同僚たちとの会話の中で、たまさか話頭がカメラのことに転じた場合、そこに関心の無い人は、まったくと言って良いほど、なにもご存知ないのだなぁ…..と判ることがあります。

これは決して、貶めて言うのではありません。その方が趣味としている領域において、私自身が赤子以下の知識しか持ち合わせが無いのと同様、いずれお互いさまのことだろうと思うからです。

おまけに、カメラや写真に関することについて、私自身、はなはだ浅薄であることを承知しているだけに、今までそんなことを考えもせず暮らしていた人々を相手に、いくら意見を求められたからとは言え、嬉しげにホイホイ披瀝することをためらってしまうのでした。

ただ、たとえば「コンパクトなデジカメを使っているのだけど、雑誌で良く見るような、背景をぼかした写真を撮るにはどうしたら良いのか?」などと訊かれると、そのニーズには応えてあげたくなります。すると、どうしても「被写界深度」を説明しなければなりません。

しかし、そもそも「被写界深度」という「単語」が無い方に、それを理解して頂くためには、ぜひとも「絞り」と「シャッター速度」と「ISO感度」のことを話さなければならなくなります。哀しいことに、コンパクトデジカメを使って、その3つの関係を理解して頂くのは、困難極まる話しなので、いきおい、手持ちのF3を触らせることになったりするわけです。

相手のニーズに極めて即効性の有る形で…..そして欲を言えば、カメラ道、写真道の入口まで相手を導こうと思えば、こちらの持ち合わせの知識を、相手のプライドを傷付けない程度に……そして相手の「欲」に寄り添う形で、支えるフリをしながら導くことが必要かも……。そんなことを考えさせられる出来事が、このたびの山籠もりで有ったのでした。

(つづく)

2007Yskn006

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[...] いう意識は希薄です。どちらかというと、勝手に殖えてしまうのです。以前、「守破離」という連載(こちら)のなかで触れた、私より16歳上で、書画・骨董に造詣の深い先輩など、私が [...]

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