Home > 家族 > 家族の記憶の記録係。

家族の記憶の記録係。

Pens07Tyo056

この夏休み、家族で行楽に出かけた折り、よその家の子どもたちが、コンパクト・デジカメや携帯電話を振り回している光景に、結構な頻度で出会いました。自分専用のコンデジを持っている子も居たようでしたが、保護者のカメラを借りていた子も多いようでした。

いずれにしても、これほど多くの子どもたちが、コンパクト・デジタルカメラを振り回している光景に、いままであまりお目にかかった記憶がありません。もちろん、まったく無いわけではありませんが、「あの子もこの子も」という意識を持ったのは、この夏が初めてです。

かつて、私が子どもだった頃、「自分のカメラ」を手に入れることは、良くも悪くも、大きな決心を伴う何かでした。親のカメラを借りるときも、事前に様々な注意事項・禁止事項を吹き込まれたものです。それは、たった一回だけ、親の代わりにシャッターを押すときでさえ、口うるさく「指導」されたものでした。

ですから、カメラを手にすることは、子どもにとって、間違いなく「大人」への里程標…..通過儀礼の一種であったと思うのです。もちろん、それは「カメラ」に限りません。人によっては変速機付きの自転車であったり、オートバイであったり、パーソナル・コンピュータであったりしているでしょう。

しかし、カメラに関して言えば、それは今や「通過儀礼ツール」としての役割を、完全に降りてしまったようです。唯一、フィルムの存在が「無駄遣い」を戒め、「考えて撮ること」を子どもに強いる「教育的役割」を果たしていたわけですが、デジタルのご時世では、その効き目すらありません。

「家族の記憶の主役」は、ずいぶんと長い間……とくに、ここ半世紀は…..子どもであったような気がします。しかしいま、それだけでは飽きたらず、「家族の記憶」の記録係でさえ、それはもはや父親でも母親でもなく、子どもに主導権が移っているように思えるのです。

だから、どうだと言うのか……?、という部分が、未だに見つけられないのでした(苦笑)。

Pens07Tyo041

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://memoranda.egoism.jp/blog/2008/08/%e5%ae%b6%e6%97%8f%e3%81%ae%e8%a8%98%e6%86%b6%e3%81%ae%e8%a8%98%e9%8c%b2%e4%bf%82%e3%80%82.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
家族の記憶の記録係。 from memoranda

Home > 家族 > 家族の記憶の記録係。

Spider
Recent Entries
Recent Comments
Archives
Categories
Now Playing
flickr Photostream
DSCF7851DSCF7849DSCF7848DSCF7846DSCF7844DSCF7840DSCF7839DSCF7853DSCF7833
TagClouds
Search
Feeds
Meta
Counter

Return to page top