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継続の遺伝。

  • July 28th, 2008 (Mon) 20:02
  • 家族

Pens07Tyo022

夏休みにつきものの、栽培もの、育成ものには、まったく良い思い出がありません。朝顔は花をつける前に枯らしてしまいました。見上げるほど背が高く、大人の頭ほどの大輪を期待した向日葵も、結局、著しく繊細さを欠いた秋桜くらいの背丈にしかならず、「勘違いしたマーガレット?」と思わせるものでした。

冬場の乾布摩擦に使えるというので、勢い込んでヘチマに挑戦したこともありました。しかし結局、キュウリほどにもならず、気が付けば途中で茶色にふやけていました。水筒代わりを夢想した瓢箪に至っては、蔓草ばかりが伸び放題になり、とうとう実が付くことはありませんでした。

植物でさえこのザマですから、動くものに至っては言わずもがなです。気味が悪いから昆虫嫌いになったのではなく、あっという間に死んでしまうその儚さが嫌でした。「1年後に、新しい命に出会える」とは言うものの、その1年を根気よく待つことなど、到底、できないタチなのでした。

クラスの他の友だちが、いったいどんなふうにして朝顔を咲かせ、立派な種が幾つも取れるほどの向日葵を咲かせ、果ては実用に耐えうるほどのヘチマや瓢箪を作れるのか、まったくもって不思議でなりませんでした。与えられた元の種は、誰にも同じように配られたものだったはずなのに……。

息子が小学生になって、初めての夏休みとなりました。その10日ほど前、学校で育てていたという、大きな鉢植えの朝顔を持って帰ってきました。私だけの息子なら、間違いなく、途中で枯らしてしまうはずなのですが、彼はどうやらカミさんの良い性質を受け継いでいるようです。

もう10日以上、毎朝、五つ、六つと花を付け、私たちの目を楽しませてくれています。しかも、赤紫のものと青紫のものが、それぞれに同時に3つずつほど咲いてくれます。そうして彼は、色水をつくって愉しんでいるのでした。

(つづく)

Pens07Tyo013

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