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余所者。

2007Ishiyama023

今月の写真、昨年の6月に、出張で訪ねた街を撮ったものです。約束の時間よりも2時間ほど早く着けるように、ほとんど始発でこちらを発ったのでした。雨男の私には珍しく、快晴に恵まれた出張でした。おそらく、日帰りの出張でしたから、神様も多少のサービスをしてくれたのでしょう(笑)。

実は、私が幼い頃を過ごした場所なのです。とは言え、写真に納めることが出来たのは、駅周辺のこの商店街だけでした。当時、私たちが暮らしていた場所は、ここから10kmほど離れた場所にありました。

ガラリと変わっていたのは、JRの駅舎本体とその周辺でした。かつては、JR駅前のバス広場を挟んで、南側に私鉄の駅舎が隣接していました。その駅舎は、線路のカーブに沿うように、弧を描いて建っていました。それがいまは綺麗さっぱり無くなって、JRの駅舎に統合されていたのでした。

駅から商店街に向かうなだらかな坂を下りながら、道の両側に立ち並ぶ店の一軒一軒を眺めていました。交番を過ぎて左手の取っつきは、かつては古びた駅前書店のはずでした。坂を下りきった最初の交差点、その角は文具店とケーキ屋だったはずでした。

その交差点を右に折れて2〜3軒先には、レコード店があったはずでした。教授の『音楽図鑑』を予約して手に入れたのはその店でした。

さらに歩くと、高速道路の高架下が近づいてきます。左手には、うどん屋だかおでん屋だか忘れましたが、いつも換気扇から独特の匂いを漂わせている食堂があったはずでした。私は道を歩きながら、いちども入ることの無かったその食堂のことを思いました。

(つづく)

2007Ishiyama020

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