Home > 写真機 > 続 高飛車。

続 高飛車。

2007Mi2571

意に反して心が勝手に繰り返す「好機」とは…….。その内訳がいったい何なのか、自問自答してみました。詰まるところ、要はタダの「物欲」なのですが、その物欲にも幾通りかの「筋(すじ)」があり、どうやらそれが複雑に絡み合っているようなのでした。

最初の「筋」は、もっぱら「機械」に対する物欲でした。

なんの自慢にもなりませんが、ここ数年、年を経るごとに忙しさが増しています。そんな状態が続いていると、

●「ここはひとつ、自分自身にご褒美を与えた方が良いのではないか」とか、
●「与えても罰(バチ)は当たらないのではないか」とか、
●「与えるのが妥当であろう」とか、
●「意地でも与えなければならないのではないか」とか思うわけです。

物欲正当化の四段活用とでも言えば良いでしょうか。

ところが、既に充分すぎる数の機械(NikonF3HP、F3/T、FE2、FA、Pen S2.8、同S3.5、GR1v、SX-70)を所有している私にとって、「是が非でも欲しい!!」と思わせる機械は見当たらなかったのでした。

もちろん、欲しいと思う機械は幾つもありました。順不同に挙げるなら、CONTAX RX、RTSIII、T3、Rollei 35シリーズのどれか、BRONICA RF645、PLAUBEL Makina、Hasselのどれか、Olympus Pen W、GR21、Polaroid SLR690、Ai-S 50mm f1.4の新品、Ai 45mm f2.8P、バルナックライカのどれか、M型ライカのどれか……等々でしょうか。

もちろん、財力という「身の程」を度外視しての話しです。さながら寄せては返す波のように、これらの機械に対する物欲を抱えた時期もありました。いまでは、その焦燥感のカケラさえ、思い出すのが難しいほどです。

とは言え、「ほっつきながら」のomoteさんがF6を手に入れられたと伺ったときは、頭の隅まで完璧なF6モードになりました(当時のやりとりはこちら。およそ8ヶ月前ですね)。しかし、新品を手に入れる余裕など無いことも、最初から判っていました。

おそらくその代償行為だったのでしょう、ノーマルのF4が気になって仕方ない時期がありました。当初は中判カメラを思わせる横幅に「手に合わんなぁ…..」と思っていたのですが、たまたま中古コーナーに転がっていた綺麗なF4を見つけ、その手頃なお値段に誘われて、危うく倒れるところだったのです。辛うじて私を支えたのは、その個体が260万番台ではなかったことでした。

すると今度はF100が気になりはじめました。無理してF一桁にこだわらずとも、AF専用機として使うなら、F100こそ手頃なのではないか…..と。巨大なF5はハナから視野の外でした。4月以降、子どもが小学校に入学すれば、自動巻き上げにAFのついた機械は必須だろうと思ったのです。

しかし、どうせAFで自動巻き上げなら、いまのご時世はデジタル一眼レフに他ならぬ、とも思いはじめました。どのみち、銀塩カメラにはモノクロしか詰めないのですから、カラー専用機としてデジ一眼を所有することは、むしろ必要不可欠なことではないか、とも思いだしたのです。

(ここのところのプリント価格の高騰で、カラーネガの同時プリントはほとんどできなくなりました。なにしろ、36枚撮り1本で、質の良いMookが一冊買えてお釣りが来るのですから。モノクロで撮って現像に出し、それをスキャナで読み込むのが、いまの私にとって最も安価なスタイルです。)

すると、今度は俄然、D300が気になりはじめました。D300が無理でも、中古で出回りはじめたD200なら、カミさんもウッカリOKを出すのではないかと夢想したりもしました。

しかし、もとよりデジタルにさほどの興味はありません。なにより、我が家でプリントできる環境は皆無に等しい状態ですし、それを一から揃えるのも現実的ではありません。また、ほぼ無制限の枚数が撮れてしまうことの、後々の処理と管理を考えると、どうにもデジタルは私の性に合わないような気がしました。

つまり、「36枚撮りで今日は○本」とか「この旅行では○本まで」と決めてかかるリズム、そして「モノ」としてフィルムが残るという事実が、私にとって最も安心できる写真との付き合い方のようなのです。その結果、私の物欲は再びF6に向かうのでした。

いまはF6→F4→F100→D300→D200→F6というループを、ひたすら繰り返しています。。その気になれば、そのループの合間にCanonの5Dや40D、CONTAX RXやRTSIII、GR Digital等を差し挟み、綺麗なフローチャートを描けるくらいなのです。

(つづく)

2007Mi2621

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://memoranda.egoism.jp/blog/2008/03/%e7%b6%9a-%e9%ab%98%e9%a3%9b%e8%bb%8a%e3%80%82.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
続 高飛車。 from memoranda

Home > 写真機 > 続 高飛車。

Spider
Recent Entries
Recent Comments
Archives
Categories
Now Playing
flickr Photostream
DSCF7851DSCF7849DSCF7848DSCF7846DSCF7844DSCF7840DSCF7839DSCF7853DSCF7833
TagClouds
Search
Feeds
Meta
Counter

Return to page top