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続 続 高飛車。

2007Mi2641

いっぽう、ふたつめの「筋(すじ)」とは……、それは「物欲」ではなく、「タダの欲」です。つまり、子どもの小学校入学を前に、多少なりともデジタル一眼レフに興味を示したカミさんを、これを機会に写真好き・カメラ好きに追い込めるのではないか、という「欲」です。

ここで難しいのは、そんなカミさんに対する私自身の距離のとりかたです。

カミさんは、「デジタル一眼レフが欲しい!!」と言ったわけでも、「いまのカメラが使いにくい。」と言ったわけでもありません。単に「一眼レフだと、もっと寄れるのかなぁ……」とつぶやいたに過ぎないのです。

そのつぶやきを勘違いして要らぬお節介を焼こうものなら、せっかく芽生えた彼女の興味を、私が自ら好んで摘みとることになるわけです。

しかし、だからといって、私がまるで興味を示さない態度をとりつづければ、それはそれで、せっかくの好機を、みすみす取り逃がすことにもなりかねません。なんであれ、物欲というものが徹底的に希薄なカミさんなので、放っておくと消えてしまうのは目に見えています。

以前、カミさんが写真に興味らしきものを示したとき、私は彼女にNikon EMを持たせたことがあります。これが長続きしなかったのは、もちろん第一には彼女の興味がその程度だったことに因るのですが、私があれこれと世話を焼いたことにも原因があったのでは、と反省しているのです。

あまりにこちらが熱心になると、かえって相手は興醒めするようです。私は単に、カミさんと趣味を共有したいだけなのですが、そのお節介が昂じると、「それではあなたは、私と一緒に和裁に励むことができるのか?」と逆捩じ(さかねじ)を喰らわされてしまうのです。「それはそれとして。」と答えるしかありません。

松たか子さんの愛機がNew FM2であること、緒川たまきさんはLeica SL2という大型の一眼レフを楽々と使いこなしていること、大塚寧々さんと田辺誠一さんは、きっと夫婦で写真とカメラを愉しんでいらっしゃるだろうこと、街中で一眼レフを提げている女性が、いかに魅力的に見えるか……等々、そんなことを決して力説してはならないのです。

下手をすると、「そんな女でなくて、悪かったな。」と言わせるだけのことですから。

(つづく)

2007Mi2631

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