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続 続 写真の悦び。

  • December 28th, 2007 (Fri) 19:30
  • 光画

2007Mi135

壮大な構想が、わずか3年で頓挫したのでした。むろん、彼の異動に関係なく、粛々と12年後をめざしていれば良かったのですが、やはりお互いにとって「去る者は日々に疎し」ということもあるでしょう。

なにより辛いのは、そうした日々の中で、彼の存在自体が希薄になり、当の私自身が「壮大な構想」を忘却してしまうことにありました。白状すれば「彼のため」ではなく、私自身の自己満足を充たすために、12年後を待てなかったのでした。

ですから、あくまで私的な餞別として、今回の異動を機に、3年前の彼と彼の家族の写真を贈ることにしたのでした。しかも、引越間際の慌ただしいときではなく、彼の新天地での生活が軌道に乗った頃を見計らって送るつもりだったのでした(笑)。

しかし、そこまでしたたかに計算していたクセに、日々の雑務に取り紛れてしまい、結果的には偶発的な彼の再訪に便乗して手渡す間抜けを演じてしまったのです(苦笑)。

ところが、そんな私の後ろめたさを拭い去ってくれるかのように、彼はとても喜んでくれました。そもそも、異動後3ヶ月も経ってから餞別を渡されること自体が異常です(笑)。しかも、中身は3年以上前の、彼自身にはほとんど憶えの無い家族写真です。

都合4枚の写真は、彼を大いに喜ばせたようでした。その当時、私たち家族と偶然に出会い、私がカメラを向けたときの記憶も、鮮やかに蘇ったようでした。

そうして彼は、私の腕を賞めてくれました。「カメラ好きで写真好きなことは知っていたし、パチパチ撮っている「スタイル」は良く観ていたけれど、こんなふうに撮れていたとは知らなかった」と言ってくれました。

もしかすると、撮った写真を他人に喜んでもらえた最初の経験かもしれません。今回のことにすっかり味をしめた私は、さらなる自己満足に浸るため、「撮るだけ撮ってしばらく放置する」というスタイルを確立しようと、固く固く心に誓ったのでした(笑)。

(了)

2007Mi136

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