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続 笑うな。

  • December 6th, 2007 (Thu) 23:41
  • 光画

2007Mi100

ヘタをすると凶器になりかねない巨大な一眼レフを肩に提げ、細心の注意を払いながら、件のカメラマンさんは、ガキどもの群れの中で悪戦苦闘していました。そうして、ひとりたりとも逃すまいと、四方八方にカメラを向け、シャッターを切りつづけているのでした。

「その1枚」が、ほかの何物にも代えがたく、大切だった時代ならいざ知らず、今のように誰もがカメラ持ち、ムービーを回せる時代にあって、何故、写真屋さんに頼むのだろう……。対岸からカメラを向ける保護者に疎まれながら、それでも子どもにレンズを向けている彼の姿を見て、ふと、そんなことを思っていました。

しかし、当日、仕事で来られない保護者もいるのでした。そのことを考えると、確かに「商売」には違いありませんが、この写真屋さんの撮った1枚が、その保護者にとって、何物にも代えられない記念になることに気が付きました。

もちろん、私の勝手な想像に過ぎませんが、その使命感を思うとき、汗だくになりながら、子どもたちを追いかけているカメラマンさんの姿は、なんとも健気で、哀しささえ漂っているように思えるのでした。

彼が持っていたのは、C社のデジタル一眼レフでした。型までは判りませんでしたが、本格的な機材のようでした。シャッターを切るたびに、背面の液晶画面で写り具合を確めるその姿に、デジタル時代に特有の「儀式」を感じて、なんとも格好の良いものに思えました。

デジカメに抵抗を覚える私でも、その仕草は興をそそられるものでした。漏れ聞くところによると、デジ一眼の性能も、ここ1、2年ほどの間に、飛躍的に向上しているとか。銀塩との比較に興じていたことさえ、今は昔の物語……。

こういう運動会のようなシチュエーションなればこそ、デジタル一眼レフの1台くらい、手元にあったほうが良いのでは……、否、むしろ、持っていなければならないのでは…..? 汗だくで走り回る彼の姿を眺めながら、私の中にも、ある種の「使命感」が芽生えはじめていたのでした。

(つづく)

2007Mi096

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