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続 別人格。

2006Octtyo124

親しみやすい喫茶店のオーナーだと思っていた人が、知らないところで秘密結社の幹部を務め、冷酷な振る舞いをしている。オマケにそのふたりが同一人物だと判ってしまえば、いっぽうの「極」しか知らなかったことに、誰しも衝撃を受けることでしょう。

「オーナー」を知っている人には「冷酷な幹部」が、「冷酷な幹部」を知っている人には「オーナー」が、それぞれ同じくらいに許し難い人格に映るかもしれません。

かく言う私も、気が付けば、いつの間にか複数のサイトの管理人でした。しかし私の場合、いずれも”mb”というハンドルのもとに派生したものばかりです。このmemoranda、フォトログ、flickr、tumblr.の4つです。

その可能性はいくらでもあったはずなのに、なにゆえ、私は「別人格」を立ち上げ損ねたのでしょう…….。おそらく、現実世界の中で…..特に同じ職場の人間や、過去の同級生たちに対して、誰ひとり、一切口外することなく、このブログを運営しているからかもしれません。つまり、”mb”そのものが、既に私にとって「別人格」らしいのです。

誤解を招くといけませんが、上記の4つ以外、私はどこにもサイトを持っていません。しかし、その「不在証明」は、おそらく不可能かもしれませんね。

また、かえって混乱を招くかもしれませんが、さらに別の可能性を探るなら、この”mb”という人格自体が複数の人間による「共作」という場合だって有り得るわけです。ん? 要らざる疑いを招いているでしょうか?

否、私が問いかけたかったのは別のことなのです。仮にこのmemorandaの運営に行き詰まったとき、私は”mb”に見切りを付け、別の人格を立ち上げるのか、それとも、多少の浮き沈みには眼をつぶっても、やはり”mb”に固執せざるを得ないのか…..。

技術的には前者の選択がいくらでも可能なのに、そこにためらいを覚えてしまいます。このためらいは、「倫理」なんでしょうか? それとも単なる「エゴ」なんでしょうか? 不思議です。

とは言え、フォトログの”light with shadow”を別サーバーで立ち上げたとき、そこには敢えてmemorandaにも、flickrにも、tumblr.にもリンクを張らず、孤立させたのでした。いま思えば、ハンドルも変えておけば良かったと後悔しているのです。

なぜなら、このwebの空間に在り続けるためには、現実世界の私とweb上の人格を可能な限りずらしながら、あたかも衣服を着替える如く、その人格を使い捨てて行く方が、リアルな私に干渉しないようにも思えるからなのです。

これはもちろん、逆説です(笑)。でも、そうした方が良いように思うときもあるのです。”mb”しかご存知ない皆さんが、現実世界の私を知れば、ある種の憤りを押さえることはできないでしょうし、逆に私の職場の同僚が、私に連なる”mb”を知ってしまえば、同じくらいかそれ以上に憤ることでしょうね。

はてさて。唯一の救いは、いまのところ、周りにバレることもなく、またこの先も続けて行けそうな感触を抱いていることでしょうか(笑)。

(了)

2006Octtyo127

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