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続 続 続 読者の成長曲線。

2006Octtyo056

目的地に着いたのは、午後2時前でした。その日はそのまま仕事に入り、夕方以降は酒席となり、午前0時をまわって解散でした。翌日の午前中にもうひと仕事あり、その後、午後1時半の新幹線で帰路につくことになっていました。

しかし、思いがけず翌日の仕事が早く切り上がりました。街を撮り歩いたり中古カメラ店に挨拶をしてまわるほどのゆとりはありませんでしたが、それでも当初予定より一本早い電車で帰れそうでした。

なにより、子どもが起きているうちに帰りたかったので、ためらうことなくみどりの窓口に直行し、指定を切り換えてもらいました。比較的混み合っていたようでしたが、幸い接続も良く、しかもすべて窓側の席を押さえることができました。

さて。そうして一本切り上げても、なお1時間程度のゆとりがありました。ふだんの私なら寸暇を惜しんで撮り歩くところでしたが、帰路に一冊の本もなく6時間を過ごす度胸はありません。そうして、駅ビルにある書店を探すことにしました。

私が暮らすこの土地の4倍以上の人口を抱える大都市です。しかし、私がいま立っているところから歩ける範囲でモノを考えると、そこにある書店の規模など、この僻地と大差ありませんでした。

もちろん、大型専門書店を期待していたわけではありませんが、やはりそのことが判ってみると、「たいして変わらんな。」というのが率直なところでした。

安部公房の文庫本を手に入れることしか、頭にありませんでした。すでにひととおり持っているのですが、この機会にもういちど、再読してみたくなっていたのです。手近な書店の規模を考えると、良くて『砂の女』の新装版があるくらいです。しかし、それこそが、最も再読したいものでした。

『他人の顔』や『燃えつきた地図』、『R62号の発明/鉛の卵』、『無関係な死/時の崖』、『箱男』等は、繰り返し読んでしまっているので、あわよくば『方舟さくら丸』か『飢餓同盟』だなぁ…..と思っていました。しかし、二軒ある書店のいずれも、案の定、置いていたのは『砂の女』だけでした。

そうしてためらうことなく手に入れました。早く読み終えてしまったときの保険に、ちくま新書の新刊、N.チョムスキーの『お節介なアメリカ』も手に入れました。

(つづく)

2006Octtyo055

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