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光を侵す影。

2006Dks028

「そんなことも知らんのか?」と、呆れられてしまうかもしれません。我ながら、あまりの不勉強に凹んでしまいます。とは言え、ネットで検索しようにも、適切なキーワードが見当たりません。あれこれと、頭の中で理屈を組み立ててはみるものの…..。

ISO1600のフィルムのことです。5月15日の記事(こちら)からあとの写真は、OM-2+50mm f1.8+Super PRESTO NEOPAN1600の組み合わせによるものです。

1600を使おうと思い立ったことに、さほどの理由はありませんでした。強いて言えば1600の粒状感ですが、それにしたって、「砂画のような粒状感を引き出そうとすれば、1600以外に無いのだろう」といった程度の認識でしかなかったのです。

折しも爽やかな晩秋の陽光。シャッター・スピードが1/1000のOM-2では、どれほど絞り込んでも露出オーバーになってしまいます。そのことは百も承知していましたが、ネガのラティテュードとやらを信頼して、ところ構わず、シャッターを切りつづけていたのでした。

出来上がったフィルムをスキャナで読み込んだところ、案の定、露出オーバーのコマばかりでした。しかし、ところどころで、「おや?」と思うコマがいくつかありました。

浅はかな素人考えですが、「露出オーバー」であるならば、光が物体の輪郭を浸食していても良さそうなものです。ところが、私が気になったいくつかのコマ、その写真は、明らかに被写体の輪郭から影が伸び、逆に光を侵しているように見えるのでした。

たとえば、今日の上の写真。ゴムホースの輪郭に沿ってボンヤリと黒い影が陽炎のように立っています。また下のカーブミラー。特に左側のミラーの上あたり、丸いミラーを縁取るように、影が空を侵しています。

知識さえあれば、当たり前のように説明のつくことなのだろうと思います。ただ、知識の無いぶん、そのことを不思議に思える間抜けさにも恵まれるのでした。

それにしても、何故、こんなことになるのだろう……。デジタルでも起こる現象なんでしょうか…….?

2006Dks030

Comments:5

M.Niijima 07-05-31 (Thu) 10:26

掲載されたweb画像だと、下の写真の空部分が判りやすいですね。
ネガ・スキャンの画像ですよね?
これネガ自体もそうなっていますか?
もひとつ、ネガ現像はラボ現ですよね?

mb 07-05-31 (Thu) 19:44

M.Niijimaさん、コメント、ありがとうございました。本日、私のフォトログを更新しました。トップにある自転車の写真、そのハンドルのあたりをご覧頂ければ、いっそう良く判るかと思います。

http://lws.egoism.jp/pixelpost/index.php?showimage=1251

さて、いただいたご質問にお答えします。
1.モノクロ・ネガからのスキャン(フィルムスキャナ)です。
2.ネガが手元に無いので即答はできませんが、おそらく、ボヤッとしていると思います。
3.胸を張って言える話しではありませんが、もちろん、ラボ現です(泣)。

「スッキリ!」させて頂けることを、心待ちにしています。あ、ご回答はこちらのコメント欄よりも、Niijimaさんのブログ、”gelatinesilver”の方が……。ここに頂くのは、なんだかとてももったいない気がします。

M.Niijima 07-05-31 (Thu) 22:54

「スッキリ」を期待されているところ恐縮ですが「よく判らない」というのがホントのところです。
露光オーバーであった場合でも、ネガ上にこのように滲んだような(ネガ上で)薄いところが発生するのは、ちょっと説明できないんです。
目立つのは明暗差が激しいところですが、そういう箇所で逆のケース(ネガ上で濃くなり、プリント上では白くなる)というのはよくあることで、その効果が出やすい処理を行うことで、シャープネスを稼いだりする現像テクもあるのですが、、、
いろいろ質問させてもらったのは、(申し訳ないのですが)スキャナーのほうを疑ってみたのですよ。
「light with shadow」も拝見しましたが、少し大きなweb画像で見ると、濃くなった部分っていうのは、他の部分と違い、(なんとなくですが)銀粒子の感じではないような気もします。
やはりネガを見てみないと、なんとも云えないといったところが正直なところです。
すみません。。。

あ、なんでしたら(とても大切なものだとは思いますが)ネガを送ってくださっても構いませんよ。
メールいただければ送付先お知らせしま~す。

omote 07-06-02 (Sat) 3:46

お久しぶりです。

確かに不思議ですね。記事とコメントを見て考えられるのは、

1 フィルムの異常
2 現像の異常

ということになります。この2つはどちらも考えにくいですが、私自身は体験していますので、一応書きますね。

1 フィルムが古い、あるいは保存状態が悪かった。さらには、撮影後から現像まで相当長期間放っておいた。等により、フィルムが正常に現像できない状態になっていた。
2 現像液その他の劣化により、正常に現像できなかった。あるいは、なんらかの状況(たとえば攪拌不足)により化学反応の進行度合いの違いで部分的に現像が進んだり進まなかったりということも起こります。

ただし、2はラボによる現像だと考えにくいですね。私はズボラなのでどちらも希にあるわけでして…(^^;)
久しぶりなのに適当なレスでごめんなさい。

mb 07-06-04 (Mon) 18:47

>M.Niijimaさん、omoteさん

先週の金曜日から土日にかけて急用が入ったため、返信ができませんでした。すっかり遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
思いがけず、おふたりから示唆を頂き、喜んでいます。様々な可能性がありながらも、やはりレアケースだと判ったことは、私にとって収穫でした。
私なりの「回答編」(←すこし、大袈裟ですが)は、本日の記事にて……。

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