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進退窮まる。

  • December 21st, 2006 (Thu) 21:31
  • 昔話

2006Sdi031

せんだって、職場の忘年会がありました。下戸のクセに飲み会が好きな私は、いつものように最後まで付き合ってしまい、気が付くと深夜1時30分を回っていました。その後、人通りの無い通りを歩いて帰ったのですが、ひんやりとした夜気を心地良く感じていました。

一次会が終わり、三々五々、連れだって二次会へと足を運びました。男ばかりのむさ苦しい二次会でしたが、皆、同世代ですし、同じ年頃の子どもを抱えていることもあって、話は自ずと子どものことになったのでした。

生まれたばかりの頃、父親としてどのように子どもと接していたか、いちばんの思い出はなにか、そのときの関わり方が、いま、どのように生きているのか……詰まるところ「いかに子どもを愛しているか」という、バカ親どもの「子煩悩自慢大会」だったのでした。

数え上げればキリがありませんが、私にとって、最も印象に残っているのは、空港での出来事……今からおよそ4年前、当時、子どもは1歳半でした。

1年間のアメリカ滞在を終えて帰国したとき、残してきた自宅の惨状を警戒したカミさんは、そのまま子どもを連れて沖縄に帰りました。もちろん、それは私も勧めたことです。1年以上、孫を義父母に会わせていませんでしたし、カミさんにも骨休みしてもらいたかったからでした。

それから2週間ほど、カミさんは子どもとともに実家に滞在していました。それまでの1年間、1日だって離れたことはありません。離れて暮らすことが、これほど寂しいものだったのかと思い知らされました。あるときなど「子どもを持つと、離れて暮らすのが辛くなるでしょ。」と、電話口の義母に看破されたくらいです。

その2週間を終え、いよいよこちらに戻ってくる日、私は地元の空港まで迎えに行きました。そのときの私の不安は、子どもが私のことを憶えているだろうか、ということでした。なにしろ、1歳半の乳児です。わずか2週間とは言え、とても憶えているとは思えなかったのです。

(つづく)

2006Sdi0201

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