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OM-2。

2006Tenjin031

OM-1という機械に、あまり良い印象はありませんでした。未だカメラに興味など無かった頃のことです。職場にOM-1(Silver)が転がっていました。カビくさく、ファインダーも汚れ放題。巻き上げもゴリゴリしていて、シャッター音も甲高く、とても手に取る気になれませんでした。

そのOM-1を、前任者に代わって廃棄処分にした者は、他ならぬ私でした。むろん、当時は、その機械が「OM-1」であるという知識すらありません。後年、Mook等で知ったくらいです。まさかとは思いますが、M-1では無かったと思います。

第一印象とは恐ろしいもので、その後、私が写真機に興味を覚え始めた頃、Olympusは完全に視野の外でした。より直截に言ってしまえば、Nikon F3しか眼中になかったのです(「愛機F3」参照)

OMシリーズが気になりはじめたのは、DVD『≒森山大道』を観てからです。自室でインタビューに答える森山さんの傍ら……おそらくは、Luckyの引伸機の台座の上……に置かれた、OM-1(BK)を見てからです。このOM-1(BK)、インプレスムックの『Photographica』Vol.3,2006 Summerに収録された、森山さんのインタビュー記事(130〜132頁)にも、その写真が載っています。

ボディに見合うペンタプリズムの大きさの、その最も美しい比率と造形は、F3HPを置いて他に無い、と思っていた私にとって、OMシリーズのそれは、なんとも頼りなく、貧相に見えていました。しかし、森山さんのOM-1を見た途端、そのスリムでエッジの効いた三角形が、とてもおしゃれに見えはじめたから不思議です。

しかし、だからと言って、すぐさまOMシリーズに飛びついたわけではありません。私の中では、あの巻き上げのゴリゴリ感と、甲高いシャッター音がトラウマのように残っていて、いくら森山さんの愛機でも、手に入れたいとは思わなかったのでした。

もっとも、そもそも機械を増やすこと自体が、我が家のなかでは御法度でしたから。

(つづく)

2006Tenjin030-1

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