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続 OM-2。

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とは言え、気になりはじめると、矢も楯もたまらなく、実機を手に取り、その感触を確かめてみたくなるものです。しかし、幸か不幸か、地元のカメラ店では、OMシリーズの出物は無く、なかなか出会える機会はありませんでした。

もっとも、こういう「波」は、OMシリーズに限ったことではありません。私の場合、Pentax LX、BRONICA RF645、GR21、PLAUBEL Makinaなどがそうでした。

今年の夏だったでしょうか。件のカメラ店、その中古コーナーに、新品同様のOM-4 Ti(BK)が、元箱を従えて鎮座していました。いつものことですが、店長が「こんなに綺麗なOM-4は、たぶん二度と出てこないよ。」と囁きます。もちろん、「こんにちは」という「挨拶」と大差ありません。しかし、「挨拶」であるが故に、無視してやり過ごすこともできないのでした。

ショー・ウィンドウから出してもらい、触ってみました。しかし、手に取った瞬間、溢れんばかりの期待とは裏腹に、急速に気持ちが萎えてしまいました。私の悪いクセですが、ついついF3を基準に考えてしまうので、巻き上げの感触とシャッター音が、どうしても受け付けられないのでした。

むろん、OM-4のコンパクトさは魅力的でした。しかし「80年代的近未来」を凝縮したような軍艦部のスイッチ類が、私には難しく、そして五月蠅く思えました。

新同品でしたから、もちろん、それなりに結構なお値段でした。なんのことは無い、とても手が出ない言い訳を探していただけかも知れません。私が出会った数日後、そのOM-4 Tiは、誰かに引き取られて行きました。

ま、自分には一生、縁のない機械だろうな…..と、むしろ晴れ晴れした気持ちでした。そうして憑き物が落ちてしまうと、その後にOMの写真を見ても、なんの感慨も無くなるから不思議です。

ところが、「天災」とは、えてして忘れた頃にやってくるもので……。

(つづく)

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