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表題。

  • October 26th, 2006 (Thu) 19:25
  • 光画

2006Daisen0031-1

画家、写真家、彫刻家の三人展、その内覧会に招待されました。3週間ほど前のことです。ふだんの私の生活では、決して有り得ない機会です。誘ってくれた者は、3人のうちのひとり。彫刻家が友人なのでした。

「招待された」と言えば聞こえは良いですが、要は、会場設営のボランティアを頼まれたわけです。展示会場を清掃し、作品を搬入し、設営までするわけです。これほど素晴らしい条件の「内覧会」は、他にありません。

また、「画家」「写真家」という肩書きを持つ人物と、生まれて初めて、生身で知り合える機会でもありました。友人から誘いを受けたとき、二つ返事で応えたことは言うまでもありません。

ギャラリーは、民家の離れと土蔵を借りたものです。現在も、その家には、ご家族がお住まいです。家主のお孫さん経由で、この三人展を開く運びとなったそうです。私が関わったのは、すべての下準備を終え、来週から会期が始まるという、まさに直前のことでした。

そのお孫さん(音楽家)と、画家、写真家、彫刻家の3人は、ほとんど同世代です。私と彫刻家が、同い年で最年長でした。どの方も本当に丁寧で、親切な方ばかりでした。

まったくの門外漢が、場の空気を乱すのでは…..あるいは、「芸術家」という言葉の響きに、根拠のない用心を踏んでいた私の予想は、ことごとく、嬉しい方に裏切られたのでした。

ひととおり設営が終わり、そのお宅で夕食をご馳走になりました。かつて、祖父母が健在であった頃の我が家を思い出し、なんとも甘酸っぱい気持ちになりました。

帰り際、彫刻家が不意に言い出しました。「やっぱり、タイトルを変えるわ」と。自分の作品を、この会場に置いてみて、当初、考えていたタイトルが、どうにもしっくり来なくなった、と言うのです。

素人の私には、とても不思議なことでした。おぼろげなテーマはあれど、撮った後にタイトルの決まる写真とは違います。彫刻なら、むしろ初めからタイトルを決めてかかるのではないか、と。その疑問を率直にぶつけたところ、「作り始めは、いつも直感。タイトルは、いつも後付け」という答えが返ってきました。

「なるほど、そんなものか。」と思いました。

(つづく)

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