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万年筆画。

2006Daisen0021-1

先だっての出張の折り、空き時間を利用して、上野へ行ってきました。さしたる目的はなく、ブラブラ歩くだけのつもりだったのですが、上野の森美術館で開催中の「ダリ回顧展」が目に止まり、思わず入ってしまいました。

ここまで本格的なダリの展覧会を観るのは初めてでした。チケット売場はさほどでも無かったのですが、会場に入った途端、あまりの人の多さに驚きました。

いつもの感覚で、ふらっと立ち寄るだけのつもりでした。この流れに付き合っていると、どう考えても、空き時間内に観ることはできません。じっくり眺めることは諦めて、主だった作品を一瞥して帰るようなものでした。

『記憶の固執の崩壊』など、おもだった作品が目白押しでした。またとない機会を、なぞるだけで終わってしまうのはなんとも残念でしたが、仕方ありません。

展示の中で、とくに目を奪われたのは、デッサンばかりを集めたコーナーでした。制作の途中経過に過ぎないものが、独立した作品として鑑賞に堪えうるのは、他ならぬ「ダリ」だからですが、その繊細な(あるいは偏執狂的な)筆使いは、ド素人の私を驚愕させるのに充分すぎるくらいでした。

タイトルは忘れましたが、向かい合わせに立った男女をダリらしく変形させたデッサンでした。2Lほどの大きさのその習作に、止めどなく惹かれるものを憶えました。そこから先が素人の素人たる所以ですが、「あんな絵が描けないものかなぁ…..」と、至極無邪気に思うようになったのです。

ほとんど、素人の妄想の世界です。ふと、日頃使っている万年筆のことが気になりました。そして、「たしか、通称「モグラの革手帳」のシリーズに、スケッチブックがあったよな」と。その妄想は、出張中の私を捉えて離しませんでした。

幸か不幸か、東京で道具を調達する時間は無かったので、そのままこちらに戻ってきたのですが、その熱はいっこうに冷める気配がありません。70年近くを経たそのデッサンが、少しも褪色すること無く残っている事実。そのことに対する、率直な感動です。

で、戻ってきてから、カーボンインクのことを調べました。染料系のインクと比較して、耐水性・耐光性はあるものの、その分、目詰まりを起こしやすいようです。しかし、普段使いの万年筆なら、そうしたリスクも避けられるかな……などと思いながら、目下、情報収集の真最中なのです。

このさい、絵心の無さは棚上げです。デッサンの素材だけは、膨大に写真に撮っていますから、これを書き写すところから始めようかと。いや、むしろ、基礎基本から始めた方が良いのかな……。写真を撮ることにとって、間違いなく、プラスになるはずですから。

2006Daisen0032-1

Comments:6

M.Niijima 06-10-21 (Sat) 0:18

万年筆ですか。かっこいいですね。
僕は鉛筆で始めようと思っています。

M.Niijima 06-10-21 (Sat) 0:18

万年筆ですか。かっこいいですね。
僕は鉛筆で始めようと思っています。

つくちゃん 06-10-21 (Sat) 8:50

ダリ展に行かれたのですね。やっぱり、めちゃ混みですか。。。私も夏から楽しみにしていたので、そろそろ行かねば。

有名作家やアール・ヌーボーの展覧会は、いつも人を観にいくようで、今ひとつ落ち着かないのが難点ですが、こんな時でもないと、まとめてたくさんの作品を観る機会なんて滅多にないですもの。
空いてそうな時間を聞いて行ってみよ。

つくちゃん 06-10-21 (Sat) 8:50

ダリ展に行かれたのですね。やっぱり、めちゃ混みですか。。。私も夏から楽しみにしていたので、そろそろ行かねば。

有名作家やアール・ヌーボーの展覧会は、いつも人を観にいくようで、今ひとつ落ち着かないのが難点ですが、こんな時でもないと、まとめてたくさんの作品を観る機会なんて滅多にないですもの。
空いてそうな時間を聞いて行ってみよ。

marmotbaby 06-10-23 (Mon) 22:24

>M.Niijimaさん
こんばんは。返信、遅くなってすみません。
Niijimaさんの記事、拝読しました。油絵をなさっていたんですね。やはり、写真の巧拙には、拭いがたく絵心が……。万年筆画は「希望的観測」です。さっそく、くじけそうになっています(苦笑)。

>つくちゃん さん
ダリ展、思いっきり、「東京」に遭遇した心地でした。地元の県立美術館では、まず、有り得ない光景でした。行列の無いことが、地方在住の利点でもあります。

marmotbaby 06-10-23 (Mon) 22:24

>M.Niijimaさん
こんばんは。返信、遅くなってすみません。
Niijimaさんの記事、拝読しました。油絵をなさっていたんですね。やはり、写真の巧拙には、拭いがたく絵心が……。万年筆画は「希望的観測」です。さっそく、くじけそうになっています(苦笑)。

>つくちゃん さん
ダリ展、思いっきり、「東京」に遭遇した心地でした。地元の県立美術館では、まず、有り得ない光景でした。行列の無いことが、地方在住の利点でもあります。

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