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Leica M8.

Tamayu014

とうとう、Leica M8が発表されたようです。詳細はLeica社のHP(こちら)からどうぞ。PDFによるテクニカル・データも見ることが出来ます。寸法も、基本的にM型と大差ないようですね。

高嶺の花のLeicaが、私になんの断りもなくデジタル化してしまった…..。あまりと言えば不遜な言い方ですが、そんな気がします。

機材に対するこだわりは有るクセに、Leicaに物欲を刺激されることは、いまのところ皆無です。これは、私にとっても、まったく不可解なのです。いろいろ考えてみるのですが、腑に落ちる理由が、どうにも見当たらないのです。

たしかに、身近にLeicaが無いわけではありません。尋常ならざるカメラマニアであるところの我が父は、ヴィンテージものこそ皆無ですが、M2、MP(新・旧)以外のM型をすべて所有し、M3に至ってはシングル・ストロークとダブル・ストロークを所有しています。そう言えば、バルナック型も4、5台(コピー含む)、転がっていたような…..。

もちろん、まるっきりLeicaに心が動かされないわけでもありません。ずいぶん以前、Leica M4を構えた福山雅治が表紙の雑誌、『anan』を見つけたときは、頼み込んでカミさんに買ってもらいました。その特集記事を読むにつけ、「やっぱ、M4だよなぁ…..」などと思ったこともありました。

しかし、数年前、帰省した折り、父の所有物であるM4を借り、フィルム1本を通した時の印象は、「どうにも、手に合わんな…..」というものでした。そのあたりの詳細は、次の記事をどうぞ。

●共通項

この記事の末尾に、「最初の印象が悪いものにほど、ハマってしまう傾向がある」と書きました。可能性を捨てたわけではありませんが、幸か不幸か、未だにその波は押し寄せていません。そんな自分を、嬉しくも思い、哀しくも思います。

それにしても、Leicaがデジタルに移行するとは……。銀塩縮小の象徴的な出来事ですね。どちらが衝撃的かと言えば、間違いなく、先だってM.Niijimaさんが教えて下さった「富士フイルム現像薬品関連製品製造中止」の報せ(詳細はこちら)なのですが……。

それにしても、Leica M8。うまく言葉に表せませんが、とても不思議な気がします。それは、フォルムに関わることです。つまり、デジタル一眼レフが、銀塩一眼レフのフォルムを踏襲していることに、私はなんの異和感も覚えないのですが、M8がM型のフォルムを踏襲していることには、心の中で、猛烈にざわめくものを感じるのです。

「あってはならない」という拒否反応、もしくは抵抗のようなものでしょうか。もしかすると、M8に「カメラ」を感じていないのかも知れません。まったく同じフォルムにもかかわらず、「高級カメラを偽装した、法外に値段の高いOA機器」だと思ってしまうのです。

ちなみに、尋常ならざるカメラマニアであるところの我が父に「M8、出たね。」と水を向けたところ、「いらん。」と、にべもない返答でした。

Tamayu013

Comments:4

M.Niijima 06-09-16 (Sat) 2:47

画像に関して圧倒的に不利な35ミリというフォーマットで「見せる写真」を作るため、単にカメラ・ボディだけでなく、レンズ群、そしてフォコマートに至るまでシステムの全てを構築し、その成功は世のほとんどの写真システムを35ミリに変えさせ、普及させたほどのメーカーが、そのフォーマットを捨てたというのは一大事なのでしょうね。
ところでM8ですが、今までと同じように測光し、露出を合わせ、光学ファインダーを覗き構図を決め、ピントを合わせ、シャッターを切る。なんらM7までと変わらぬ所作を為すことで画像ができそうに思えます。ただ記録方式と記録媒体が違うだけで。
marmotbabyさんのお父様が(M8には興味がないとのことですが)既にデジタル・カメラを所有されているのかどうか、またはM8以外のものならば使ってみたいと考えていらっしゃるのかどうかは判りませんが、往年のライカ使いの方たちで最近のハイテク銀塩AF機を使った経験がないのならば、最初のデジはM8を求めたほうが違和感なく移行できるように感じるのですが、、、しかしそれはライカの心を知らぬ者の戯言と一蹴されてしまうのでしょうか。
銀塩感剤はいろいろありますが、富士にはしっかりとフィルムだけは供給していただきたいと思います。あとは望みません。TBありがとうございました。

leica-m8 06-09-17 (Sun) 0:14

僕もお父様と同じ「いらん!」です。

訂正
上記の文章に誤植がありました。正しくは「買えん!」です。(笑)
実のところはデジタルにも興味がありますがフィルムで、モノクロで、精一杯です。

complex_cat 06-09-17 (Sun) 0:46

無理してでも,フルサイズのライカフォーマットのCCDで出せるまで待てなかったのか(フルサイズは一眼より難しいでしょうね)。過渡期の製品ということだけでもM8を名乗るのは?が付きます。M3から,いろいろ?がついても,最終的にはそこで完結していると気づかせられる世界がMの世界ではなかったのでしょうか。
 作り捨てのデジタルの世界。突っ張ってもAPS-Cサイズ程度の高級コンパクトの後継機だと言い張る機種すら存在しない状況(GR-D? 馬鹿か,ふん,と思った人間です)。
 デジタルは高いモデルも,メーカーの都合でそれが陳腐化するのをあまりにも見させられてきた目には,ありがたみを感じませんね。それだけが理由ではないでしょうけれど。
 以上,互換機の安原一式とCLEの他はLeicaに破れて死体を曝したRetina IIISとProminant I, IIしか所有しない人間が言っては説得力がないですかね。

marmotbaby 06-09-22 (Fri) 1:32

>みなさま
返信がたいへん遅くなってしまい、申し訳ありませんでした(謝)。

>M.Niijimaさん
どことなく感じていたことを、的確に言葉にして頂いた気がします。嬉しくて仕方ありません(喜)。本当に、おっしゃるとおりですね。35mmシステムを構築したLeicaが、それを捨てたわけですから…..。
うちの父の場合、興味の対象は「機械仕掛け」に有り、写すことにはほとんど関心が無さそうです。ですから、その点で、LeicaもPenも、分け隔てありません。あるいは、「Leicaの持ち腐れ」とも言います。
デジタルはパソコンとセットでなければならないことがネックのようです。「ブラックボックスは嫌い」とのこと。世代だなぁ…..と思いつつ、私もその気持ちが分かるような気がしています(苦笑)。

>leica-m8さん
間違いなく、父も私も「買えん!」ですね(笑)。
それより、ハンドルが同じになってしまったことの戸惑い、お察しします。Googleでは、mONOCHROmが一番最初に出てきていましたよ。

>C_Cさん
作り捨て…..よ〜く判ります。作りたいものよりも売れるもの、文化の牽引者たらんとすることより、ポピュリズムに引きずり回される「技術の粋」は、なんとも哀れに思えます。仮に、今、この時期が「過渡期」なのだとすれば、それを過ぎた後に来る世界に、さほどの興味は持てそうにありません。これが加齢によるものではないことを祈るばかりですね…..。

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