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安全地帯。

Oki0091

「安全地帯」の時代の玉置浩二をご存知の方は、もれなく「同世代」と呼ばせて頂きます。それはともかく、私が玉置浩二を「すごい人だなぁ…..」と思ったのは、歌手としての活躍よりも、役者としての演技でした。

もしかすると、テレビドラマに出演した、最初の作品だったかも知れません。TBSで1989年に放映された『キツイ奴ら』。主演・小林薫、脚本・金子成人、演出・久世光彦。共演には篠ひろ子、鷲尾いさ子、柳葉敏郎、などなど、いま考えると、そうそうたるメンバーです。

音楽活動におけるクールなイメージ(元祖ビジュアル系とも言う)は欠片もありません。軽薄短小と小心者を絵に描いたような小山内完次役。「この笑顔が、この人の本来なのだなぁ…..」と錯覚するほどです。

しかし、あながち錯覚とも言えないようです。たまさか出演するトーク番組の語りぶりや、久世光彦の書き遺したものを読んでみても、間違いなく「小山内完次」の周辺に、玉置浩二が居るようです。その後に演じられた数多くのキャラクターを見ても、本人と乖離の少ない、幸せな役者道を思わせます。もちろん、一視聴者の妄想に過ぎません。

数年前、桃井かおりがホストを務めるNHKの音楽番組に、玉置浩二が出演したことがあります。たまさか合わせたチャンネルでした。再婚を機に、軽井沢の田舎町に隠棲していることを話していました。

「お世話になった人はたくさんいるんだけど、いま、そうした人たちとは、ほとんど連絡をとっていないんです。申し訳ないなぁ….とは思うんだけど…..でも、良いんです、とっても」。

「安全地帯」の時代、あれほど吊り上がっていた眦(まなじり)が、ここまで和やかに垂れ下がるのかと思うくらいです。こちらもつい、釣り込まれてしまうほどの笑顔でした。

そんな玉置の変貌ぶりに、ホスト役の桃井かおりは、ひたすら「詰まんなぁ〜い」を連発していました。その対比もまた、絶妙(笑)。ただ、その笑顔は「変貌」と言うよりも、自分自身を取り戻した証だったのかもしれません。

本業に対して(森山さん流に言うと)、いささか「肉離れ」を起こしかけている今の私にとって、玉置浩二の「枯れ方」は、少なからず憧れなのでした。

いや、単に「白髪つながり」なんですけどね。

Oki0105

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